2020 Fiscal Year Research-status Report
Promotion of informatisation for swimming. - swimming motion estimation by artificial intelligence, and ontological aggregation of practical instruction knowledge -
Project/Area Number |
20K11419
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
野村 照夫 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 教授 (60189438)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 水泳 / 情報化 / AI姿勢推定 / 指導実践知 / オントロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
水泳における情報化の推進のために,泳動作AI姿勢推定によるパフォーマンス評価と水泳指導の実践知のオントロジー的集約の二つの柱を立てた。 泳動作のAI姿勢推定について,Python上でAI姿勢推定モジュールのPosenetが動くようにプログラミングした。それを用い,高飛込演技の姿勢推定を試みた。身体の回転や画像の回転の程度によって姿勢推定は大きく変わった。そこで,画像を回転させ適合性を検討した。画像を頭が上・脚が下にある場合は検出された。したがって,臥位や倒立位での認識の程度を向上させる方法が見出された。また,40種類の背景差分による前景抽出を行ったが,いずれも推定の精度は向上しなかった。 実践知のオントロジー的集約については,まずSCATによる質的分析とKH-Coderによるテキストマイニング法の分析手順を試みた。健康的な学生生活について84名の699文章から2144語抽出した。使用単語頻度から概念の中核となる単語を検討した。さらに共起図を解釈し,想起される8個の概念を決定できた。したがってオントロジー的集約の方法の手順が確定できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
スポーツ大会の中止や出張の制限などで,思うようにデータ収集は出来なかったが,分析手法や手順について吟味することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
AI姿勢推定について,他のアルゴリズムでも試みる。 指導実践知については,データ収集とテキストマイニングを進める。 研究成果をまとめつつデータを増やす。
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Causes of Carryover |
画像回転した動画を保存するハードディスクが10B程度必要である。予定を上回るので,次年度分と併せて,買い増ししたい。また,資料映像収集や研究成果の発表のための旅費や資料分析のための謝金も新型コロナウイルスが収まったら積極的に使用したい。
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