2020 Fiscal Year Research-status Report
カメラが高速で移動する3DCGゲームの眼精疲労を防止するレンダリング手法の確立
Project/Area Number |
20K12034
|
Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
井ノ上 寛人 東京電機大学, 未来科学部, 助教 (40724604)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | CG / コンピュータグラフィックス / ヒットストップ / カメラワーク / レンダリング / 感性 |
Outline of Annual Research Achievements |
コンピュータグラフィックス(CG)を応用したビデオゲームにおいて,CGキャラクタが別のCGオブジェクトに蹴りなどの攻撃をヒットさせたとき,両者の動きを一瞬停止させる演出をヒットストップ(Hit Stop/Lag)と呼ぶ.本研究では,カメラが高速で移動する3DCGゲームの高品質化技術を確立するため,ヒットストップの最適時間を解明するための評価実験を行った.その結果,60fpsの横スクロール型対戦アクションゲームでは,ヒットストップの最適時間は4~10f(0.07~0.17s)であり,一時停止後の後退距離が長いほどヒットストップ時間が長くても許容される関係が明らかとなった.現在,本理論を体系化するための追加実験を進めている.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
度重なる緊急事態宣言により,所属機関内への入構制限などが生じて実験が大幅に遅れた.
|
Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症拡大のため,機器を消毒するなど実験にあたっての作業工程が大幅に増えた.そのため,実験機器の消毒にアルバイトを雇うなど,人件費に予算を割り当てることとする.この分は,当初計画していた出張旅費等から補填し,必要に応じて適宜見直しながら研究を推進する.
|
Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大のため、必要とする機材の変更や調達できないものが生じた。また、機器を消毒するなど、実験にあたっての作業工程が大幅に増えたため,アルバイトを雇う人件費が生じた。
|