2020 Fiscal Year Research-status Report
Econometric analysis and international comparison on deployment of FCEV and BEV and accessibility of refueling infrastructure
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20K12301
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
板岡 健之 九州大学, カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所, 教授 (90553959)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 謙太郎 九州大学, エネルギー研究教育機構, 教授 (30344097)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | FCEV / BEV / 選択実験 / 表明選好法 / GIS |
Outline of Annual Research Achievements |
従来自動車と異なる燃料を使用するため運転中に温室効果ガス(GHG)を排出しないが、新たな燃料補給インフラ(充電設備・水素ステーション)を必要とする電気自動車(BEV)・燃料電池自動車(FCEV)について、地理情報システム(GIS)を利用した燃料補給利便性の分析と、社会調査による選択実験(コンジョイント分析)を複数回、相互に結果を反映させつつ実施することにより、将来のこれら自動車の燃料補給利便性の向上が普及に与える影響を分析する。さらに、これらの自動車に関して普及レベル、燃料補給インフラの整備レベル、普及支援施策等が異なる国において、開発した質問票を基に社会調査による選択実験を実施し、国際比較を行う。これらにより燃料補給インフラ整備の在り方や、普及支援策検討に示唆をもたらすことを図る。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
将来の自動車購入におけるBEVやFCEVについての市民の選好を分析する社会調査のドラフト設計を行うための、市民フォーカスグループの実施が、Covit19の影響で実施が難しかったことや、海外研究協力者との合議により、今後行う予定の社会調査へのCovit19の影響を少なくするため、少し研究を遅らせることが望ましいとの判断を行ったため。
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Strategy for Future Research Activity |
社会調査と並んで研究の重点となる、将来の電動車の中心となると考えられる電気自動車(BEV)および燃料電池自動車(FCV)に関して、将来の燃料補給インフラの整備と自動車の性能向上に関するシナリオ作成を引き続き充実されると共に、将来の電動車選択に関する選択実験を含む社会調査のドラフト設計を推進し、実施に向けて研究協力者と協議を行っていく。
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Causes of Carryover |
当初当該年度で予定していた社会調査の予備調査を当該年度で実施しなかったため。予備調査は、次年度早いタイミングで実施する予定に変更した。
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