2021 Fiscal Year Research-status Report
The role of animacy in sentence processing
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20K13040
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
カンダボダ B.パラバート 立命館大学, 国際教育推進機構, 准教授 (80717679)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 言語学 / シンハラ語 / 実験手法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、大きく二つのことを予定していました。まず、本実験で使う予定の刺激文を用いて日本国内で予備実験を行うことでした(4月から6月のあいだ)。次に、本実験をスリランカ国内で実施することでした(8月から9月までのあいだ)。予備実験では、刺激文の確認、実験協力者への説明、実験を完了するためにかかる時間、実験実施の際に協力者にかかる負担、電子機器の進み具合等を確認する予定でいました。しかし、昨年度(2020年)から継続しているコロナ感染状況により対面活動の規制が緩和していなかったためできませんでした。本研究で計画している実験は人を対象としているため、対面活動の規制が大きく影響します。 しかしながら、経費を活用して図書を購入しました。本研究で収集するデータの分析を統計的に行うことを計画しています(例えば、SPSSやR等ソフトを用いて)。購入した書籍1点は、SPSSの分析手法を紹介しているものであります。また、文章理解の認知心理学について学ぶために心理言語学に関する書籍2点を購入しました。加えて、今回の実験調査で焦点を当てている、スリランカの公用語の一つであるシンハラ語(そのほか、タミル語と英語も使用している)に関する書籍を購入しました。タイトルは、「Colloquial Sinhalese Clause Structures」というもので、シンハラ語の文章構造について文法的な説明を行っているものです。現在、これらの書籍を参考に分析手法やシンハラ語について学んでいるところです。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ感染拡大により対面活動の規制が緩和していないためです。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年4月より8月までは、日本国内にて予備実験を行う。その後に、実験内容の調整が必要な場合、8月までに行う。そして、8月、9月の間でスリランカにて本実験を実施する。次に、10月より年度末までは、データの整理・分析と学会発表のための資料を準備して応募までしたいと考えている。
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Causes of Carryover |
予定していた実験実施ができなかったためです。 2022年度には、今までできなかった予備実験と本実験を実施することを予定しています。予備実験は、4月から7月のあいだ日本国内で実施することで調整しています。本実験は、8月から9月のあいだにスリランカ国内で実施することで計画しています。そして、10月から年度末まではデータの整理、分析を行い、学会発表への申し込みを行うための準備をしたいと思います。最後に、論文を執筆し、投稿を試みたいと考えています。
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