2023 Fiscal Year Research-status Report
国家間の紛争・敵対関係と同盟ネットワークの動態分析
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20K13431
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
佐桑 健太郎 青山学院大学, 国際政治経済学部, 准教授 (30802219)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 紛争 / 領土問題 / ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、領土問題を抱える国家同士が、国家間の地理的・対立ネットワークの中で協調行動をとるのはなぜかという問題について理論モデルの構築とデータ分析を進めた。空間的ネットワーク構造を反映したシステムの中で国家が周囲の環境に適応していくメカニズムの理論的解析と、領土紛争が平和的に解決される条件のデータ分析を進めることで、国家の対立と協調のネットワークの変化の理解を深めた。 また、国家間の対立・同盟ネットワーク上での戦争拡大メカニズムの理論研究については、モデル構築とシミュレーションの結果を論文にまとめ、ジャーナルに投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究者自身の健康状態が悪い時期があり、2023年度の初期にまとまった期間活動を休止せざるを得なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
遅れていた計画を進め、今年度中にはネットワーク動体分析の論文のジャーナルへの投稿を目指す。また、ネットワーク上の戦争拡大の理論モデルの論文は投稿先からリジェクトされたため、現在修正中であり、早期に再投稿、掲載を目指す。
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Causes of Carryover |
代表者の健康上の理由などで計画が遅れ、研究期間を延長したため。次年度はデータ整形や文献調査のためのリサーチアシスタントの人件費を中心に支出する予定である。
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