2020 Fiscal Year Research-status Report
オープン・イノベーションを成功させる「リーダーシップ」に関する実証研究
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20K13566
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
野間口 隆郎 中央大学, 国際経営学部, 教授 (00609745)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | イノベーション / リーダーシップ / ミドルアップアンドダウン / 知識創造 / 日本的経営 |
Outline of Annual Research Achievements |
デジタルトランスフォーメーションとグローバリゼーションの経営環境のなか日本企業はオープン・イノベーションにおいて遅れをとり、競争力を失いつつある。そのため、オープン・イノベーションを阻害する日本企業の特性を組織構造とリーダーシップの視点から考察することが本研究の目的である。日本企業全般が米国と中国の企業全般にオープン・イノベーションにおいて遅れをとっていると考えるならば、日本的経営の仕組みにオープン・イノベーションにおける課題がある可能性がある。日本的経営と米国や中国におけるオープン・イノベーションを実現する経営を根本的な理論的に比較考察することによりその原因を明らかにする。仮説設定のためのインタビューおよびアンケート調査に基づく統計的な分析の準備をおこなっている。 代表的なミドル・アップアンドダウンのケースとして、新製品開発におけるプロダクトマネージャーのミドル・アップアンドダウンの現状を調査についてはトヨタ自動車の新車開発チーフエンジニアを対象におこなった。また一般的なミドルにおけるミドル・アップアンドダウンの現状把握とその活性化策の策定のため統計分析をおこなう準備をしている。また、日本経営学会関東部会において研究発表を実施し、活発な議論をおこなった。研究の意義について同意をいただき、すすめることを奨励いただいた。 国内メーカーの国内R&D拠点の開発リーダーおよび日系メーカーの海外R&D拠点の開発リーダーにインタビューを実施し、仮説の設定ができている。その結果に基づきアンケート調査を今後行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国内メーカーの国内R&D拠点の開発リーダーおよび日系メーカーの海外R&D拠点の開発リーダーにインタビューを実施し、仮説の設定ができている。
また、日本経営学会関東部会において研究発表を実施し、活発な議論をおこなった。研究の意義について同意をいただき、すすめることを奨励いただいた。
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Strategy for Future Research Activity |
国内メーカーの国内R&D拠点の開発リーダーおよび日系メーカーの海外R&D拠点の開発リーダーにインタビューを実施し、仮説の設定ができている。その結果に基づきアンケート調査を今後行う。
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Causes of Carryover |
日米中のミドル向けのアンケート調査の実施が今後のため、予算が未消化である。アンケート調査は今年度に行う予定である。
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