2020 Fiscal Year Research-status Report
独居高齢者の社会的孤立と精神的孤独の解消に向けたオンラインコミュニティ機構の創出
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20K13787
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
高原 まどか 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 助教 (40823000)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 独伊高齢者 / ソーシャルキャピタル / オンラインコミュニティ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,現在超高齢化社会を迎えつつある日本において,独居高齢者の安心安全をいかに確保するかが重要であり,なかでも独居高齢者の精神的孤独と社会的孤立の解消は喫緊の課題であると考え,「高齢者と彼らの支援者からなるオンライン上のコミュニティにおける,IoTを活用した見守りと支援の仕組みを通じて,独居高齢者の希薄になった人との繋がりの再生は可能か」を問いとして設定し,オンラインコミュニティ機構の構築に取り組んだ. 具体的には,独居高齢者の精神的孤独と社会的孤立を解決するために,特に,独居高齢者の加齢による精神的・身体的負担の特徴に着目し,IoTを活用し,独居高齢者が自宅に居ながらにして地域コミュニティへの参加および支援の確保を可能とする, “オンライン地域コミュニティ”の構築の為の基礎研究を以下の3つの課題に分けて行った.①独居高齢者の健康と対人関係の実態調査と,②独居高齢者が望む他者との距離感,地域の場への参加や支援の獲得方法の調査を行い,③それに基づくプラットフォーム(機構)の構築を目的とした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画通りに進んでいるため.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,IoTを活用し,独居高齢者が自宅に居ながらにして地域コミュニティへの参加および支援の確保を可能とする, “オンライン地域コミュニティ”の構築の為の基礎研究を以下の3つの課題のうちの,②独居高齢者が望む他者との距離感,地域の場への参加や支援の獲得方法の調査を行い,③それに基づくプラットフォーム(機構)の構築に取り組む.
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Causes of Carryover |
コロナ禍により,出張等が出来なかったため.
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Research Products
(2 results)