2022 Fiscal Year Research-status Report
An experimental study on embodied gaze perception: focusing on obsessive-compulsive and related disorders
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20K14227
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
森 将輝 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 講師 (50844825)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 身体化視線知覚 / 視線知覚 / 身体化認知 / 強迫性障害および関連障害群 / 強迫性障害 / 強迫スペクトラム障害 / 身体性 / 社会性認知 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画の3年目である2022年度は、心理実験の遂行およびデータ解析に注力した。具体的には、視線方向から注視位置を推定するという心理実験と、視線を検出するまでの時間(潜在・顕在意識)を計測するという心理実験を遂行した。また、心理実験で得られるデータに対して数理モデルをどのように利活用することが可能かを探究した。それらの知見は、(1)2022年9月に石川県で行われた日本視覚学会2022年夏季大会でのポスター発表、(2)基礎心理学研究の講演論文(招待有)、(3)2022年11月に慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで行われたイベント「Open Research Forum 2022(産官学連携の創造や研究の一般公開等を目的とするイベント)」でのアウトリーチ活動、(4)2023年3月にオンラインで行われた研究交流会「慶應SFC学会学術交流大会第21回大会」での研究紹介などで公開した。公開情報(4)では、研究発表が高い評価を受け、慶應SFC学会から奨励賞を受賞した。以上より、精力的な研究活動が実を結んでいると考えられる。 2022年度には、2021年度に製作した心理実験用装置(身体化視線知覚の潜在・顕在意識を測定可能なデバイス)に用いる心理学実験用ソフトウェアを改修した。その結果、2023年1月以降は、2022年7月までの心理実験よりも潜在・顕在意識を的確に計測できるようになったと考えている。また、2023年2月にパドヴァ大学(イタリア)の研究者を慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに招聘して研究ミーティングを実施し、文化差を考慮に入れた心理実験を遂行するという国際共同研究を開始した。同共同研究の計画は、2023年3月に所属機関における研究倫理委員会の承認を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
学会発表、アウトリーチ活動、ソフトウェアの改修、国際共同研究の開始などを実施できた。しかし、2020年度にデータの収集ができなった影響により、データの収集時期が遅れたために、データの取りまとめや論文等での公表がやや遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、研究計画を1年延長し、改良した実験装置を用いて文化差も考慮に入れた心理実験を遂行する。今後、それらの成果は、国際会議や論文で発表していくことを予定している。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、十分なデータ収集、学会発表、論文の取りまとめが思うように進められていないためである。2023年度に同目的にて使用することを予定している。
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Remarks |
石田 麻由奈・森 将輝、「連続フラッシュ抑制下における視線の垂直位が無意識的な顔処理に及ぼす影響」、『慶應SFC学会学術交流大会第21回大会』、2023年3月. 石田 麻由奈・森 将輝、「慶應SFC学会学術交流大会第21回大会 奨励賞、2023年3月.
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Research Products
(5 results)