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2022 Fiscal Year Annual Research Report

エクソソームプロファイリングによるダウン症候群の肺高血圧症発症病態の解明

Research Project

Project/Area Number 20K16854
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

杉辺 英世  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (30791595)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywordsダウン症候群 / 肺動脈性肺高血圧 / エクソソーム / iPS細胞
Outline of Annual Research Achievements

複数のダウン症候群患者iPS細胞と21番染色体トリソミーをダイソミーにコレクションしたラインを、isogenic conrolラインとして実験に用いている。両者について、血管内皮細胞へ分化誘導させ、その後エクソソームフリーの無血清培地に交換し、24時間後に培養上清を回収した。エクソソームの回収については、超遠心を用いた方法で行った。回収したエクソソームについては、そのサイズ分布についてqNANOを用いたナノトラッキング解析にて確認した。エクソソームマーカーはウエスタンブロットで確認した。これらのエクソソームからmiRNAを含むRNAの回収を行い、RNA-seqを行い、ダウン症候群に特徴的なエクソソームパターンを把握した。
また、得られたエクソソームパターンから、in vitroでの研究だけでなく、in vivoにおいても同様のエクソソームパターンが得られるかどうかの検証が必要と判断し、The Jackson laboratory より、ダウン症候群モデルマウスとしてTs1Cjeマウスの受精卵を購入し、偽妊娠マウスに導入、生仔を得た。このTs1Cjeマウスに対して、10%の低酸素負荷によって肺高血圧を誘導する実験を行った。現在まで、肺高血圧がダウン症候群モデルマウスにおいて発症していることは確認できており、今後、そのエクソソームパターンについての解析を実施する予定である。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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