2021 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of the molecular mechanism of SCN5A-Nedd4-2 for lethal arrhythmia
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20K17124
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
峯岸 慎太郎 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (80458398)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 電解質 / 電気的リモデリング / 心腎連関 / 体液恒常性 / DOCA / アッシング / カリウム |
Outline of Annual Research Achievements |
横浜市立大学医学部客員研究員として、横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学/大学院医学研究科病態制御内科学および香川大学薬理学教室と密接に連携を保ちながら、シンガポール国立大学(Duke-NUS Medical School Cardiovascular & Metabolic Disorders)でResearch Fellowとして研究を継続していた。2022年1月よりSenior Research Fellowとして、本申請の内容である、電気的リモデリングの分子生物学的解析に加えて、Deoxycorticosterone acetate (DOCA) を負荷したマウスの研究を発展させている。DOCAによるミネラロコルチコイド受容体活性化は、体液・電解質の代謝に影響を与え、塩分摂取と無関係に生じる体液保持機構活性化を惹起し、血圧の変化をもたらすことを明らかにした。本研究の成果の一部を、2021年度第43回日本高血圧学会で発表し、Splendid basic Hypertension Research Award(SHR賞)最優秀賞を受賞した。さらに、第57回高血圧関連疾患モデル学会学術総会において受賞講演を行い、若手企画シンポジウムセッション「食塩感受性高血圧研究の新展開」での発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の課題である電気的リモデリングに加え、ミネラロコルチコイド受容体(MR)活性化作用を有する酢酸デオキシコルチコステロン (DOCA) が、水喪失と体液保持機構を活性化し、高血圧をもたらすことを証明している。
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Strategy for Future Research Activity |
DOCAによるMR活性化は、体のNa+、K+、水分喪失をもたらし、その体液喪失を補うため、骨格筋異化や血圧上昇など腎外性夏眠様の体液保持機構活性化が誘発され、体内水分量を安定化させることが示唆された。本研究は、塩分摂取と無関係に生じる体液保持機構活性化が本態性高血圧症の起因となっている可能性を示すものであり、今後は、研究成果を国際学会で発表し、海外欧文誌への投稿により公表していく予定である。
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Causes of Carryover |
シンガポール・横浜・香川と、国際的な研究を展開しており、研究計画の調整が必要だったため。2022年度は必要な検体を横浜に輸送し、電気的リモデリングや電解質・体液調整機構の解明を目的とした基礎研究を実施していく。
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Research Products
(4 results)