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2021 Fiscal Year Research-status Report

小児がんに対する麻酔薬の選択が予後および免疫機能へ与える影響

Research Project

Project/Area Number 20K17836
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

大井 まゆ  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (10716567)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords全身麻酔 / 小児麻酔 / 血液腫瘍 / 免疫機能
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、血液悪性腫瘍と診断され、全身麻酔を要する小児患者において、使用する全身麻酔薬として吸入麻酔薬と静脈麻酔薬を比較し、化学 療法効果率、再発率、骨髄幹細胞生存率(Cell viability), 末梢血中の好中球・単球・リンパ球数および白血球における割合、血中INF-γ濃度、TGF-β濃度、 IL-4濃度の推移を検討することで、麻酔薬の選択が小児悪性血液腫瘍患者における予後および免疫機能へ与える影響を明らかにすることを目的とした無作為化比較試験である。 当該年度には対象患者の抽出前に、過去に研究対象の条件を満たした症例を後方視的に検討した。過去の手術及び麻酔件数から研究対象患者の人数、術後の血球数など通常の診療の範囲内で測定される数値の推移につき情報を収集した。血液腫瘍患者で全身麻酔を受ける患者の数は研究で検討できると考えられた。また、過去の研究報告などから統計学的に必要とされる症例数を割り出した。これまでの小児血液腫瘍患者では、麻酔法の選択は担当麻酔医へ任されていたが、吸入麻酔薬、静脈麻酔薬どちらも使用されておりその比はやや吸入麻酔薬が多かった。 そのため、本研究にて吸入麻酔薬、静脈麻酔薬を使用する症例を同数ずつ割り付けても、これまで提供してきた麻酔とそれほど大きな隔たりはないものと考える。
現在院内での倫理委員会への申請準備を行っており、承認を得られ次第、順次対象患者の抽出、無作為化、割り付けへと進めていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染拡大によりエフォートの減少及び手術数の減少があったため。

Strategy for Future Research Activity

院内倫理委員会の承認を受けたのちに、患者の抽出、割り付け、検体採取を順次行っていく予定である。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、学会への参加を見合わせたことにより旅費は使用しなかった。また、研究の進捗状況の遅れにより物品の購入を見合わせた。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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