Study of biomarkers for hand osteoarthritis

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K18078
• Research Institution: Fujita Health University
• Principal Investigator: 黒岩 宇 藤田医科大学, 医学部, 講師 (10870363)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 手指変形性関節症 / hand osteoarthritis / バイオマーカー

Outline of Annual Research Achievements

本研究は手指変形性関節症を対象に、変形性関節症のバイオマーカーを検索することを目的としている。手指変形性関節症の患者の血液、X線学的データは新型コロナウイルス感染症の蔓延のため、当初の予定より少ないが収集できている。大学病院外来でのサンプル採取のため、がん患者やステロイド使用者の割合が予想以上に多く、対象として適切かどうかデータ解析の際に考慮する必要があり、さらに症例数を増やす必要がある。また、手指変形性関節症にへバーデン結節、ブシャール結節、CM関節症が含まれるが、それぞれの病態が単独で存在する例もあれば合併する例もあり、その違いについても検討する必要がある。
次の段階として、適切な症例を選別しバイオマーカーの網羅的解析を行ない、バイオマーカー候補の同定を行う予定である。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染症の影響により、外来患者が少なかったこと、検査を希望されない患者が存在した。また、大学病院での外来のためがん患者やステロイド使用者の割合が多く、対象として適切かどうかデータ解析の際に考慮する必要がある。

Strategy for Future Research Activity

コントロール群や手指変形性関節症の程度により比較検討する。また、適切な症例を選別し、バイオマーカーの網羅的解析を行ない、バイオマーカー候補の同定を行う。

Causes of Carryover

適切なサンプル採取に時間がかかったため、初年度に実験することが不能であった。