2022 Fiscal Year Research-status Report
IGFBPsによる骨微小環境調節機構の解明と新規骨吸収性疾患治療への応用
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20K18716
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
伊藤 良平 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (20638902)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 骨代謝 / 骨形成 / 骨微小環境 / IGFBP |
Outline of Annual Research Achievements |
骨関連細胞(骨芽細胞、破骨細胞)の3次元的培養しより生体に近い骨代謝環境での分析を進める予定だったが、培養に関する技術的な困難があり、当初の予定通りに進まなかった。細胞の抽出過程でも特定の細胞のみを抽出する際に十分な正確性を確保できない可能性があるため、異なる手法を検討する必要が生じた。 そこで新たな解析手法として空間的遺伝子発現解析(包括的バイオインフォマティクス解析)を取り入れて空間的、3次元的な骨代謝遺伝子発現をIGFBPsを中心に解析していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
骨関連細胞(骨芽細胞、破骨細胞)の立体的培養の過程で技術的な困難が生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画していた3次元的培養が予定通りに施行できていないため、計画を一部変更して新たな手法を取り入れて培養、解析を進めていく予定である。 具体的には空間的遺伝子発現解析(包括的バイオインフォマティクス解析)を取り入れて空間的、3次元的な骨代謝遺伝子発現をIGFBPsを中心に解析していく。
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Causes of Carryover |
次年度の研究を充実させた方が研究遂行上、有益であると判断し、今年度の計画を見直した結果、当初予定額との差額が生じた。令和5年度は3次元的培養、解析のための試薬購入の予定である。
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