2022 Fiscal Year Research-status Report
薬剤関連顎骨壊死の予防に関する臨床的・分子生物学的研究:投与期間と休薬の影響
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20K18833
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
船原 まどか 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (60796811)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 顎骨壊死 / 骨吸収抑制薬 / ビスフォスフォネート製剤 / リスク因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、感染源になりうる歯が存在する場合、「抜歯をするべきか抜歯を避けるべきか?」、「抜歯を行う際には骨吸収抑制薬の休薬が必要か?」、「休薬をするとすればどの程度の期間が必要か?」というような、臨床上しばしば迷う疑問に応える基礎データを出すことを目的とするものである。今回の研究では抜歯時に採取された歯根周囲歯槽骨片の検体よりPCR法により細菌を同定し、局所感染の存在と抜歯後MRONJの発症との関連を調べ、歯槽骨片の組織学的検索により破骨細胞の形態変化をみるとともにRT-PCR法により局所の破骨細胞マーカーの発現を定量し、骨吸収抑制薬の種類、投与期間、休薬期間と破骨細胞の抑制状態との関連を調べる。当該年度においては以下について研究を行った。 1)細菌の同定:抜歯窩周囲歯槽骨からDNAを抽出し、全菌、Oral Streptocossus、S aureus、P aeruginosa、P gingivalis、Candia albicansに特異的なプライマーを作成し、リアルタイムPCRを行った。 2)破骨細胞の形態変化の観察:昨年度に引き続きHEおよびTRAP染色により破骨細胞の検体変化を観察した。 3)データの解析・発表:得られた結果をもとにデータの解析、発表に向けた論文作成中。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響により、検体採取および送付について遅延が発生した時期があったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も協力機関とオンラインによる打ち合わせを続け、得られた結果について検討を行う予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響により研究計画が遅れたため、次年度使用額が生じた。次年度においては昨年度に完了しなかった論文作成および論文投稿、学会発表を予定している。
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