2021 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of internet addiction and create of prevention manual in adolescence
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20K18935
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
河邉 憲太郎 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (90457375)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | インターネット依存 / ゲーム障害 / 予防教育 / ハンドブック / 新型コロナウィルス |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度の研究は、新型コロナウィルスによる影響から対面での調査実施が困難となったため、新型コロナウィルスによる学校休校の影響によるインターネットにかかわる時間への影響を調査した。その結果、休日のメディア使用について、休校前と比較して調査時では参加者全体で2時間、メディアの使用時間が休校前と比較して増加していた。 本研究結果では、インターネット依存にかかわる因子として休校による日常生活の不安や対人関係の交流が減少していることが考えられた。この結果を踏まえ、令和3年度はインターネット依存に関する注意喚起のためにも、予防マニュアルとしてハンドブックを作成することとした。もともとの研究計画に戻る形になった。 予防マニュアルとして、「インターネット依存・ゲーム障害について」という保護者を含めた家族向けの冊子と、「インターネット依存・ゲーム障害の理解と対応」という学校関係者向けの冊子を作製した。 冊子に関しては、愛媛県教育委員会の協力を得、愛媛県内の小学校を中心に12000部配布し、インターネット依存の注意喚起に取り組んだ。また、県内の養護教諭を中心とした学習会や、地域の中学校のPTA活動における学習会、地域の中学校において生徒に向けたインターネット依存への理解を深めるための講演会も実施した。 今後、予防教育が学校で可能であるかを検討するために、学校教員に予防教育に向けたアンケートを実施し、その結果については次年度に解析予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予防マニュアルとしてハンドブックの作成を行うほか、初年度の研究結果についても国内外へ報告ができている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの結果が予防教育の実施に関連付けられるように、最終年度はさらなる研究の実施や解析が必要である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス拡大による影響で、学会発表の機会が減り、旅費が不要となった。
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