2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the Japanese version of Parenting Styles and Dimension Questionnaire and community-based participatory research to support appropriate parenting
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20K19166
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
戸部 浩美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任講師 (60823143)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 養育態度 / 育児支援 / 地域参加型研究 / 親 |
Outline of Annual Research Achievements |
養育態度尺度(Parenting Styles and Dimensions Questionnaire:PSDQ)の日本語版の開発については、3歳から15歳の子どもを育てる母親、父親600名の協力を得て質問紙調査を行い、Authoritative(毅然とした), Authoritarian(権威をふりかざした), Permissive(放任), Psychological Control(心理コントロール), Intrusive(過干渉)の5つの態度について、それぞれに5,3,4,5,2のFactorが生成され、全体として、フルバージョンは、136項目、ショートバージョンは101項目が抽出された。
地域参加型研究については、一般市民による子育て支援組織と保健師、研究者とが連携し、地域住民を対象としたワークショップ、保健師等含む専門職者を対象とした勉強会を開催し、市長等政策立案・実施者の参加も得た。また、一連の取り組みについて保健師向けの雑誌に特集として掲載され、より広く周知することができ、その反響も大きく、取り組みへの問い合わせや参加の申し込みがあった。また、保健師を初めとする子育てに関わる専門職者や親が活用できるガイドブックを、協力して執筆し、ガイドブックとして出版するべく準備中であり、2023年末に出版される予定である。
その中には、前述の養育態度尺度が含まれる予定であり、自身の養育態度のアセスメントができ、また支援を受けたり、ガイドブックを活用したりすることによってどのような点で養育態度が向上したかを評価できる。質問紙調査に協力してもらった親からも、この質問に回答することにより、自身の養育態度を振り返る良い機会になったという意見が多く寄せられており、支援者・地域の親双方にとって、有益な内容となっている。
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Research Products
(3 results)