2020 Fiscal Year Research-status Report
養護教諭養成段階における自閉スペクトラム症児への対応能力育成に関する研究
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20K19172
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
山崎 智子 (森脇智子) 広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (20512510)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 養護教諭 / 児童生徒 / ASD / シミュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、養護教諭の自閉スペクトラム症(ASD)児への対応能力育成のためのシミュレーション教育プログラムを開発することである。具体的には、1)ASD児への養護教諭の対応能力の構成要素および具体的対応場面を明らかにする。2)養護教諭養成段階の学生のレディネスを明らかにする。3)シナリオシートと動画コンテンツを用いたシミュレーション教育プログラムを開発・教育を試行し、評価を行う。 本年度は、小・中・高等学校の養護教諭に、自閉スペクトラム症の児童にどのような場面で対応したことがあるかインタビューを実施するため、文献検討を実施し、対応能力構成要素・対応場面の抽出に必要なインタビューガイドを作成した。 本年度中に養護教諭へのインタビューまで実施する予定であったが、COVID-19の影響により、インタビューを実施することができなかったため、次年度に延期することとなった。引き続きCOVID-19の影響は続くと考えられるため、オンラインでのインタビューに変更することを視野に入れて計画を修正する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度、インタビューを実施する予定であったが、COVID-19の影響により、インタビューを実施することができなかったため、次年度に延期することとなった。引き続きCOVID-19の影響は続くと考えられるため、オンラインでのインタビューに変更することを視野に入れて計画を修正する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、小・中・高等学校の養護教諭に、自閉スペクトラム症の児童にどのような場面で対応したことがあるかインタビューを実施し、帰納的アプローチによる質的記述的分析を行い対応能力の構成要素を抽出する。抽出された構成要素を元に、養護教諭の自閉スペクトラム症の児童への対応能力を構成する項目案を検討する。今後もCOVID-19の影響は続くと考えられるため、対面でのインタビューだけでなく、オンラインでのインタビューに変更することを視野に入れて計画を修正する予定である。
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Causes of Carryover |
本年度中に養護教諭へのインタビューまで実施する予定であったが、COVID-19の影響により、インタビューを実施することができなかったため、次年度に延期することとなった。そのため、旅費および人件費や謝金についての支出額が少なくなった。そのため、次年度にインタビュー調査を実施するための経費として計上する。
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