2022 Fiscal Year Research-status Report
イエナプラン教育を踏まえた異年齢集団におけるボールゲームの学習プログラムの開発
Project/Area Number |
20K19597
|
Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
縄田 亮太 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60551281)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 異年齢集団 / ボールゲーム / イエナプラン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はイエナプラン教育における異年齢集団によるボールゲームの学習プログラムの構築を最終的な目的としている。これまでの経緯を踏まえて、2022年度の研究実績の概要は以下の通りである。 2020年度はイエナプラン教育に関する情報収集を行う予定であった。新型コロナウイルスの影響によって、国内外のイエナプラン教育の実施校に赴き、視察して、具体的な教材を開発する予定であったが実現できなかった。しかし、2022年度において、当初予定していた国内のイエナプラン教育の実施校を訪問でき、情報収集できた。 2021年度は具体的な教材を開発することを目的としていた。これまで発表されているボールゲーム(シュートゲーム、キャッチバレー、バランスボールベースボール)を基に、異年齢集団でも対応できそうなボールゲームを考案することができた。なお、ボールゲームは、学習指導要領に即して、ゴール型・ネット型・ベースボール型の3種類の教材を検討していった。 それを踏まえて、2022年度は教材を実施することが目的であった。具体的にはベースボール型・ゴール型については実際の授業で実践することができた。しかし、ネット型に関しては場所や用具の課題が克服できず、実施ができなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は教材を実施することが目的であった。具体的にはベースボール型・ゴール型については実際の授業で実践することができた。しかし、ネット型に関しては場所や用具の課題が克服できず、実施ができなかったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
2023年度は実践した教材を検証することが目的である。カリキュラムの観点から、学習目標・学習内容・評価を整理し、現場で活用ができる「学習プログラム」を提案することを想定している。当初予定では、最終的に成果物として、3つの型におけるボールゲームの学習プログラムを提案することとしている。ネット型の実践が未実施のため実現するように現場の先生への相談を同時並行に進める。
|
Causes of Carryover |
2022年度は授業実施に向けて、ベースボール型・ゴール型の授業実践を展開するにあたり当初予定通りフレキシブルゴール等を購入できた。一方、ネット型の実践については教材開発等の段階であり、関連する物品の購入ができていない。 2023年度はネット型に関連する物品購入や資料整理などの人件費、学会発表に係る旅費を使用する予定である。
|