2021 Fiscal Year Research-status Report
ソーシャルメディアを利用した旅行計画者の行動のモデル化
Project/Area Number |
20K20091
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Research Institution | Hiroshima University of Economics |
Principal Investigator |
石野 亜耶 広島経済大学, メディアビジネス学部, 准教授 (50639424)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 旅行計画者 / 計画行動 / 訪問国 / 観光スポット |
Outline of Annual Research Achievements |
2007年1月に「観光立国推進基本法」が施行され、2008年10月には国土交通省の外局として観光庁が設置されるなど、日本では今、「観光」を21世紀の基幹産業と位置付けた多様な取り組みが、国や地方公共団体、民間で積極的に推進されている。観光支援を効果的に行うためには、旅行中の旅行者の観光行動のモデル化に加えて、旅行前の旅行計画者の行動をモデル化することも重要である。特に、近年増加している個人旅行においては、交通手段や宿泊施設など、様々なサイトを利用して旅行の計画や予約を行うため、旅行者の計画行動を把握することは困難である。そこで、本研究では、Twitterなどのソーシャルメディアに投稿された情報から、テキストマイニングや機械学習技術を用いて、旅行前の計画や旅行中の行動を半自動的に収集・整理し、旅行者がどのように観光地を決定し計画するのか、あるいはどのようなスケジュールで旅行をしているのか等を把握してモデル化することを目的とする。2021年度は、以下の3つの課題に取り組んだ。 課題1 Twitterから旅行者の計画行動を自動抽出する手法の検討:旅行者の計画行動を抽出するためのアノテーションの仕様を検討した。 課題2 旅行ブログを利用した将来の訪問国を予測するモデルの開発:深層学習手法のLSTMを利用し、旅行者の過去の訪問国から将来の訪問国を予測するモデルを開発した。その際に、旅行者が好む旅行の形態を考慮することで正解率を向上させることができた。 課題3 Flickrを利用した季節ごとの旅行者の行動分析:広島への旅行者が撮影した画像を収集、分析し、旅行者の居住地により、訪問する観光スポットや関心対象が異なることを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初はTwitterを主に利用して研究を進めていたが、旅行ブログや画像共有サイトFlickrも利用し研究の幅を広げたため、やや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
Twitterを利用して計画行動を自動抽出する手法の評価や、最終目標である旅行計画者の行動のモデル化に取り組む。
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Causes of Carryover |
(理由) 新型コロナウイルス感染症の影響でオフライン開催の学会がなくなり旅費がかからなかったため。 (使用計画) 英文校閲やジャーナル投稿の費用として使用する予定である。
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Research Products
(3 results)