2022 Fiscal Year Research-status Report
Consideration on drug lag, start timing of clinical development and review timefor oncology drug in Japan.
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20K20251
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Research Institution | Meiji Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
前田 英紀 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (90870048)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 抗癌剤 / ドラッグ・ラグ / 臨床開発 / 日本 / PMDA / FDA / NMPA |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では2001年1月~2020年12月に承認された抗がん剤299剤のドラッグラグを検討し、ドラッグラグに影響因子の同定、解析を行い、以下の結果を得た。 日本の抗癌剤の米国とのドラッグラグは2002年が最大ピーク値を示し、その後大きく減少し1年未満になった。しかし2018年が最低値で、その後増加傾向にあると推察された。また中国は日本に対してドラッグラグが存在するが、減少し続けており、その差はほとんどなくなってきている。以上の結果は2022年度に第12回レギュラトリーサイエンス学会学術大会おいて発表を行い[1]、現在、英文誌に投稿中。 また関連研究として、上記期間に承認された抗癌剤299剤のサロゲートエンドポイントに関する研究を実施し、結果を第32回医療薬学会にて発表を行った[2]。さらに効能・効果に関する研究を行い、第20回臨床腫瘍学会にて発表を行った[3]。現在これらについても論文作成中または投稿中。 1:大淵 百華,原 明日香,村井 由奈,真貝 理子,三角 俊裕,前田 英紀.本邦で承認された抗がん剤の承認時期に関する米国、中国との国際比較.第12回レギュラトリーサイエンス学会学術大会,2022年9月9日. 2:真貝 理子,原 明日香,村井 由奈,前田 英紀.癌臨床試験における代替評価項目(surrogate endpoint)に関する研究.第32回日本医療薬学会年会,2022年9月24日. 3:村井由奈,原明日香,真貝理子,前田英紀.抗がん剤の効能効果に関する過去20年間の網羅的な調査分析とその傾向に関する検討.Comprehensive study of indications for anticancer drugs and trend analysis during last two decades in Japan.第20回日本臨床腫瘍学会学術集会,2023年3月18日.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
結果については予定どおり得ることができた。論文発表に関して2023年度に実施予定。
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Strategy for Future Research Activity |
研究開始前に目標とした事項については達成した。論文発表に関して2023年度に実施予定。
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Causes of Carryover |
研究は概ね順調に遂行したが、論文発表を2023年度に実施するため。
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Research Products
(6 results)