2021 Fiscal Year Research-status Report
Investigation of mechanisms of pain evoked by meteorological environment
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20K20308
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
原田 浩二 京都大学, 医学研究科, 准教授 (80452340)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
S Youssefian 京都大学, 医学研究科, 教授 (00210576)
高橋 勉 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (20270845)
奥田 裕子 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (30709663)
小泉 昭夫 京都大学, 医学研究科, 名誉教授 (50124574)
尾野 恭一 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (70185635)
小林 果 三重大学, 医学系研究科, 講師 (70542091)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 疼痛 / 温度 / 気圧 / 気象変化 / ナトリウムチャネル |
Outline of Annual Research Achievements |
神経障害性疼痛は、高齢者をはじめ多くの人々が経験し、低気圧や寒冷曝露で誘発されることが多い。近年、原因として脊髄後根神経節でのNav1.9ナトリウムチャネルの発現増加が原因となることが明らかになってきた。我々は、家族性で、気象の変化で誘発される神経疼痛を発症する7家系の患者を遺伝子解析し、Nav1.9 (遺伝子名SCN11A) の遺伝子異常を通じて、 細胞膜表面での発現が環境温度に依存することを見出した。本研究の目的は、温度依存性Nav1.9の発現に着目し、そのメカニズムの詳細を明らかにすることである。 昨年度、小児四肢疼痛発作症の原因遺伝子として同定したScn11a p.R222S変異マウスを用い、気候変動として気圧による疼痛行動変化の検証を行い、50hPaまでの減圧による行動を観察し、野生型マウスに比べて変異型マウスでの行動が抑制される傾向が示された。これについて、患者での疼痛発作での検証を行うため、疼痛発作についての記録を取得することを計画した。協力同意を得られた患者について、冬季(12月から翌3月)の期間、疼痛の発生した日時を記録を依頼した。得られたデータは時系列データとしてデータセットを固定した。次年度に、気象データを利用して統計解析を実施する基礎となる。患者の居住地に近接する気象台のデータを確認し、温度、気圧などが当該期間について得られることを確認し、ダウンロードして統合データセットにした。統計解析については研究協力者との協議を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画に沿って進行した。より詳細な解析の実行、報告のために延長して検討を続けている。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通りに研究を完了したが、その成果を統計解析し、学会発表、学術雑誌に報告するために学術研究助成基金助成金の補助事業期間を再度1年、延長する。
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Causes of Carryover |
計画通りに遂行し、課題は完了したが、研究成果の報告が新型コロナウイルス感染症の拡大により部分的に困難になったため、次年度に延長して成果報告を実施する。
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Research Products
(6 results)