2022 Fiscal Year Research-status Report
国公立博物館における先住民族の権利実現の可能性と課題-アイヌとマオリの比較研究
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20K20746
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
松本 裕子 (小坂田裕子) 中央大学, 法務研究科, 教授 (90550731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深山 直子 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (90588451)
山崎 幸治 北海道大学, アイヌ・先住民研究センター, 准教授 (10451395)
岡田 真弓 北海道大学, 観光学高等研究センター, 准教授 (80635003)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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Keywords | アイヌ / マオリ / 先住民族 / 博物館 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、2022年5月14日に第1回研究会を開催し、同15日には国立アイヌ民族博物館にてテーマ展示「地域からみたアイヌ文化展 白老の衣服文化」の調査を行った。2022年9月12日には第2回研究会を開催し、国立アイヌ民族博物館の前述のテーマ展示を担当した学芸員の方をお招きし、同展示に関するご報告をお願いした。同展示の製作過程には白老のアイヌも協力しており、その意義などについてご報告いただいた。2022年11月13日には、国立アイヌ民族博物館にて特別展示「イコロ(ロは小文字) ウエカリレ ―アイヌ資料をコレクションする―」の調査を行った。2023年1月14日には、国立アイヌ民族博物館にて、研究協力者の一人が担当したテーマ展示「ウアイヌコロ(ロは小文字) コタン アカラ(ラは小文字) ウポポイのことばと歴史」の調査を行った。2023年3月26日に第3回研究会を開催し、2023年度に調査に行くニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワの二文化主義について先行研究分析をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
国立アイヌ民族博物館での調査は順調に進んでいるが、ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワでの調査はコロナ禍で遅れており、2023年度に実施する予定。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワにて調査を行うことを予定している。その後、国立アイヌ民族博物館との比較の観点から成果をまとめ、学会でパネルを組み、発表することを計画している。
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Causes of Carryover |
コロナ禍でニュージーランドでの調査が遅れており、2023年度に渡航し、ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワでの調査を実施するため。
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Research Products
(16 results)