2023 Fiscal Year Annual Research Report
Reconstruction of Safety Guidance Model Using Risk Assessment for Prevention of Science Experiment Accidents
Project/Area Number |
20K20803
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
鈴木 宏昭 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (90581843)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片平 克弘 筑波大学, 教育推進部, 特命教授 (70214327)
栗山 恭直 山形大学, 理学部, 教授 (50225273)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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Keywords | 理科実験 / 事故防止 / リスクアセスメント / プログラム開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、小学校理科教育における観察や実験に関する新しい安全指導モデルを 開発しその有効性を実証的に解明する。そのため、これまでの理科教育学研究における観察や実験の安全指導が、いかなる制度のもと、どのように実施されているかを探るとともに、それらのモデル授業の実践事例に即して安全指導の特質を解明する。その上で、日本の小学校理科教育における観察や実験に関する革新的な安全指導のモデルを開発し、実証的に検討する。 令和5年度(最終年度・4年目)では、これまでに得られた知見に基づき、理科の観察や実験の事故防止のための教育プログラムの実装に取り組んだ。それらは、小学校理科の教員養成と教員研修の一体化の取り組みに関するものである。この取り組みは県や市の教育委員会や大学と大学附属小学校が連携して取り組んだものである。教育プログラムの主な参加者は、100名程度であり、小学校の教員を目指す大学生、現職小学校教員であった。例えば、大学としての取り組みとしては、小学校の教員に必要とされる理科授業における観察や実験の安全指導に関する専門的知識を理解すること、観察や実験の技能等を習得することを目標としるような教育プログラムを実施した。一方で、市教職員研修としての取り組みとしては、学習指導要領で示された内容や教材を中心に、教員や児童の苦手に着目して具体的な授業場面をイメージできるようにしながら、理科の観察・実験などの実習を行うこととした。
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