2022 Fiscal Year Annual Research Report
Liquid Biopsyによる胆道閉鎖症の出生前診断と胎児治療の可能性探索
Project/Area Number |
20K21581
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
家入 里志 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00363359)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
連 利博 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (20140444)
山田 和歌 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (20457659)
加治 建 久留米大学, 医学部, 教授 (50315420) [Withdrawn]
春松 敏夫 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (70614642)
武藤 充 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (70404522)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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Keywords | 胆道閉鎖症 / 出生前診断 / 肝門部嚢胞 / 臍帯血 / Liquid biopsy / 胎児治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究期間内に研究施設での肝門部嚢胞病変胎児の症例はなく、自施設のでの研究遂行ができなかった、しかしながら2022年に二卵性双胎児のうち一方がBAとして出生前診断された症例で、BAを発症した側の胎盤にのみVillitis of unknown etiology(以下VUE)が見られたことを分担研究者の連らが報告した。VUEは末梢絨毛を中心に慢性炎症細胞が浸潤する病態で、35週以降に2-34% の頻度で生じ、子宮内胎児発育遅延や流産に随伴する所見とされている。VUE の成因は明らかにされていないが、最近は拒絶反応あるいはGvHD様の免疫学的反応の関与が指摘されている。これをうけて現在本研究課題に関して全国規模の多施設共同研究」出生前診断された胆道閉鎖症患児の胎盤病理および臍帯血中の母親由来細胞に関する多施設共同前向きケース・コントロール研究」を立案し、全国30の周産母子センターが併設された小児外科施設で症例を集積し、解析を行う予定である。また分娩時に得られる臍帯血中に含まれる母親由来細胞のDNA(non-inherited maternal antigen, NIMAのDNA)をrtPCR法により定量してBA 患児と非BA 児とで比較することで、迷入する母親由来細胞の量がBA 発症に及ぼす影響を評価することが出来ると想定している。さらには母体血と臍帯血との混合リンパ球培養を行い、CFSE(5(and6)-carboxy fluoresce in diacetate succinimidyl ester)色素で標識しフローサイトメトリー法により増殖する細胞のpheno typeを分析(CFSE-MLR)することで、母親細胞に対する児の免疫学的寛容の程度や、母親抗原の刺激に反応して増殖するリンパ球の種類を同定することが可能である。CFSE-MLRの結果をBA 患児と非BA児とで比較することにより、BA 患児に対して母親由来細胞の及ぼす免疫学的な影響を明らかにすることが出来ると考えている。
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Research Products
(3 results)