2021 Fiscal Year Research-status Report
骨粗鬆症簡易指標作成についての基礎的データー骨密度と皮膚・爪・関節の関連ー
Project/Area Number |
20K23212
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Research Institution | Sanyo Gakuen University |
Principal Investigator |
田中 愛子 山陽学園大学, 看護学部, 助教 (40740650)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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Keywords | 骨密度 / 毛細血管 / 皮膚 / 関節 / 爪 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究概要】高齢化とともに増加する骨粗鬆症や骨折の増加が社会的に問題となっており、骨粗鬆症の早期発見・早期予防は重要な課題である。現在は医療機器を用いなければ自らの骨の状態を知ることは困難であるため、医療機器を用いず日常的に骨を意識することができれば骨粗鬆症検診の受診などの予防行動につながると考える。そのために、簡易的な骨粗鬆症の指標が必要である。 毛細血管は体のすみずみまで行きわたっており、すべての細胞・臓器に栄養を運んでいる。毛細血管の障害によって、骨粗鬆症や関節の変形がおこることが分かってきている。また、毛細血管は肌や爪に対して表面的に変化が現れるような影響を及ぼすことも明らかとなっている。これらのことより、毛細血管にダメージがあれば骨密度が低下し、その他の部位にも影響が表れている可能性が高い。そこで本研究は、骨密度に重要な毛細血管に影響される可能性が高い皮膚・関節・爪に着目し、それらが骨密度の状態を反映することができるか、骨粗鬆症を判断できるような指標となり得るかを検討する。 【研究目的】医療知識の有無を問わず、自らの骨密度の程度を知ることができる指標を作成するため、骨密度と皮膚・爪・関節の関連についての基礎データを得る。 【研究実施計画】対象:18歳以上の男女、測定内容:①踵骨骨密度(超音波骨密度測定器を使用)②毛細血管(血管美人CS-10を使用し左手薬指の毛細血管を撮影・分析)③皮膚の状態(乾燥の有無、シワ・シミの有無、むくみの有無、冷感の有無など)④爪の状態(爪の形、色、大きさ、縦溝・横溝の有無など)⑤関節の状態(肩関節、股関節、膝関節の関節可動域や疼痛・しびれの有無など)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウイルス感染拡大により、対象へ測定を進めることができないため。
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Strategy for Future Research Activity |
感染症の状況を考慮しつつ、対象者に不安がなく安全に測定が行える時期・場所・方法を考えて実施したい。測定項目の内容は、実施時間が長くなる場合は限定して測定することも検討する。
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Causes of Carryover |
測定ができていないため、謝金・人件費と毛細血管を分析するための費用が必要となる。
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