2021 Fiscal Year Research-status Report
Semi-automatic Generation of English Dialogue Scenarios Based on Service Process Model
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20K23353
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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Keywords | 第二言語コミュニケーション / 会話エージェント / オーサリングシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,サービス業におけるタスク構造レベルの共通性に着目し,レストランやホテルの接客といった会話場面に限定されない汎用的な会話シナリオ構築基盤の開発・評価を目的としている. 今年度は開発した会話シナリオオーサリングツールの教育現場におけるシステムの導入と運用に向けて,①シナリオ設計の負担軽減を目掛けたシステム機能の充実および②システムの有効性を確認するための評価実験に取り組んだ. ①に関しては,基本的なシナリオと複雑なシナリオの動的な切り替え機能や,会話シナリオのタスク実行順序を動的に変更可能な機能を実装した.これらの機能を用いることで,シナリオ設計者は容易に会話シナリオの難易度を調整したり,同じシナリオにおいても,様々なバリエーションを生成したりすることが可能となった. ②に関しては,シナリオ設計未経験者を対象にシステムを用いた実験を行ったところ,提案仕組みを用いることで,シナリオデザインの負荷が軽減され,またシステムによって生成されるシナリオの網羅性を確認できた.この研究成果をまとめ,2021年12月に開催された国際学会で発表した.また,第二言語習得論を専門とする現場の講師の協力によるシステムの機能評価インタービューを通して,提案システムが教員側の題材設計・講義遂行の負荷軽減のみならず,学習者の自己調整学習の促進にも貢献できることが明らかになった.これらの成果をまとめ,国際学会誌への投稿に至っており,査読結果待ちである.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画では,今年度はシナリオの半自動生成機能の洗練を行うとともに,第二言語習得論を専門とする現場の講師の協力の下授業実践の調査を実施する予定であった.上述した通り,今年度はシステムの機能洗練を行うことにより,会話シナリオの設計負担の軽減が確認された.現場でのシステムを用いた授業実践には至らなかったものの,第二言語専門家によるシステムの評価を通して,現場導入の有意義性が示唆され,価値のある研究成果が得られたと言える.
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は,第二言語習得論を専門とする現場の講師の協力の下で,授業実践の調査を実施する.これを通して,現場の人の観点からオーサリングシステムに組み入れた機能の評価を実証的に検証し,会話シナリオ教材の問題点を分析・改善を行う.
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Causes of Carryover |
当初,2021年度は国際学会への海外渡航費を計上していたが,学会がオンライン主催となった.また,当初の計画で予定していた教育現場での授業実践に至らなかった.以上の理由より,未使用額が生じた. 2022年度は教育現場でのシステム運用に向けて,提案システムの基盤強化が必要だと考える.その開発補助及び調査の協力として謝金を計上する.また,執筆する論文の校正費と国内外学会参加費に支出予定である.
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Research Products
(1 results)