2023 Fiscal Year Annual Research Report
Semi-automatic Generation of English Dialogue Scenarios Based on Service Process Model
Project/Area Number |
20K23353
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2024-03-31
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Keywords | 第二言語コミュニケーション / 会話エージェント / オーサリングシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,第二言語(英語)学習におけるコミュニケーションスキルの支援を目掛けて,学習者の状況を考慮した汎用的な半自動生成が可能な会話シナリオ構 築基盤の開発・評価を目的としている.アプローチとしては,サービス業におけるタスク構造レベルの共通性に着目し,レストランやホテルの接客といった会話場面に限定されないシナリオを対象としている. 今年度は,第二言語(L2)学習リソースの持続可能な普及を促進するための統合フレームワーク Integrated Language Learning Support Framework (I2LSF)を提案した.具体的なアプローチとして,対話シナリオに焦点を当て,学習リソースを作成・配布するための標準フォーマットと,教育的に適切でラーニングマネジメントシステム(LMS)と互換性のあるリソースを確保するためのガイドラインをまとめた上,提案基盤上の実装方法を設計した.提案するフレームワークは,教育者を学習リソース設計の中心に置き,柔軟性,協調性,使いやすさ,分析主導,他のツールとの統合,包括性を兼ね備えている.さらに,このフレームワークは,個々の学習者へのパーソナライズ化,適応性,インタラクティブ性を維持しつつ,多数の学習者に対応可能なコスト効率の高いインテリジェントチュータリングシステム(ITS)の開発につながる可能性があることも示唆された.
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