2009 Fiscal Year Annual Research Report
最初期テレビCMの学際的研究-ネットワーク配信による研究・教育活用システムの構築
Project/Area Number |
21200027
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Research Institution | Kyoto Seika University |
Principal Investigator |
前田 庸生 Kyoto Seika University, マンガ学部, 教授 (50434759)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森原 規行 京都精華大学, デザイン学部, 准教授 (40434732)
井上 雅人 武庫川女子大学, 生活環境学部, 講師 (60388189)
村瀬 敬子 佛教大学, 社会学部, 講師 (20312134)
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Keywords | 文化資源 / 大衆芸術 / 最初期テレビCM / 大衆文化 / 映像 |
Research Abstract |
平成21年度の研究の柱は、(1)テレビCMデータベースのネットワーク配信、(2)テレビCM資料の渉猟、デジタル化、データベースへの追記、(3)テレビCMに関する実証調査研究、(4)テレビCMアーカイブ活用システムの構築、(5)テレビCMデータベースの教育活用であった。 (1)については、データベース配信のためのインフラ整備を年度末までに完了。(2)については、大阪萬年社コレクションの共同研究体制の確立とパイロット版の制作のほか、ハイスピリット社作品の全点デジタル化を行った。(3)においては、テレビCMの実証的研究では研究会報告書「テレビCM研究」Vol.2 No.3を予定どおり発行したほか、2007年度より継続している研究会の成果報告論集『テレ・コマーシャルの考古学-昭和30年代のメディアと文化』(高野光平・難波功士編、世界思想社、2010年5月刊予)の編纂・執筆活動を進めた。(4)では、TCJ社作品を中心に言語化作業を進め、約9,000余件のCMの言語化をほぼ完了。(5)については、若干進捗が遅れているが、平成22年度より人文学部(京都精華大学)での講義資料としての活用を開始している。 平成22年度は、TCJ社作品、ハイスピリット社作品、大阪萬年社作品を基軸に、研究機関間ネットワークの構築をはじめとするネットワーク配信の本格稼働およびCMの言語化等による活用システムの構築を積極的に推進する予定である。
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Research Products
(1 results)