2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21227002
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
岡田 典弘 Tokyo Institute of Technology, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (60132982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶川 正樹 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 講師 (90361766)
二階堂 雅人 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (70432010)
西原 秀典 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (10450727)
寺井 洋平 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, グローバルCOE教員 (30432016)
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Keywords | 大進化 / 種分化 / 生物多様性 / 新規形質獲得 |
Research Abstract |
1)種分化研究 光受容体が生息する光環境に適応していることを明らかにするために、ビクトリア湖内のほぼすべての環境に生息する様々な種を用いて、光受容体遺伝子の配列決定を行った。また、それらの配列からタンパク質を産生し、視物質の再構築をA1ばかりでなくA2レチナールを用いて行い、その吸収波長を測定した。視物質の吸収からシクリッドの種は光受容体を光環境に適応させていることが明らかになった。また婚姻色も適応した光受容体に感度良く受容される色に進化してきたことが示唆された。 2)哺乳類特異的に保存されたSINE由来エンハンサーの網羅的探索 哺乳類特異的に保存されたAmnSINE1配列の中で現在約100遺伝子座が未解析であるため、これらの一部に関して哺乳類特異的エンハンサーの網羅的スクリーニングをおこなった。その結果、エンハンサーの候補になる遺伝子座が得られた。また、これまでに得られているエンハンサーで、特に脳などの哺乳類特異的な組織において活性を持つものに着目し、その発現誘導の対象遺伝子を同定するために近傍遺伝子のin situ hybridizationを行った。そしてマウス発生過程におけるどの器官形成の発現調節に関与しているかの解析を行った。その結果、器官形成の発現調節に関与している可能性がある結果が得られた。
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