2013 Fiscal Year Annual Research Report
tRNA介在領域の分解能欠損による植物ミトコンドリア病発生機構
Project/Area Number |
21228001
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
秋光 和也 香川大学, 農学部, 教授 (80263888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多田 安臣 香川大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (40552740)
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Project Period (FY) |
2009-05-11 – 2014-03-31
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Keywords | 農学 / 植物 / ミトコンドリア / 宿主特異的毒素 / 植物病理学 / カンキツ / ゲノム / 病原性 |
Research Abstract |
AmBP30タンパクを中心としたACRSmRNA分解複合体の解明に向けて、AmBP30と相互反応するタンパクとして酵母two hybrid法で選抜されたタンパク群抗体やAmBP30の抗体で免疫沈降を行い、沈降タンパクに含まれていたタンパク群から、ACRSmRNAの修飾に関係する可能性が高いAmBP30複合体の構成タンパクとして特定した。今年度、各種点変異および欠失検定を進めて、これRlemPtRH2およびRlemtRPS1タンパクとAmBP30との相互反応に必須なアミノ酸を特定した。さらに、これらのタンパクと他の候補タンパク群との関係を酵母two hybrid法等を用いて解析し、さらにタバコBY-2細胞を用いて、蛍光タンパク標識法により、個々のタンパク質の細胞内の局在性を特定したところ、選抜してきた大部分のタンパク質はミトコンドリアに移行することが明らかになった。BiFC等の蛍光分子間相互作用検定法も検討し、AmBP30複合体構成タンパク間の相互反応を検定する条件が確立した。 ACR・ACT毒素生合成遺伝子クラスターの詳細解析として、ACR毒素とACT毒素の生合成遺伝子クラスターが座乗する染色体のマスシーケンス情報と毒素の推定合成経路から、ACT毒素生産菌のみが保有するACTTS1-4遺伝子が、それぞれ毒素生合成に必須である事を標的遺伝子破壊法とRNAサイレンシング法との組み合わせにより明らかにした。ACR毒素については、ACRTS1と2が毒素生産に必須である事を明らかにして、さらにcyclase/thioesteraseをコードするACRTS3が毒素生産に関与することを標的遺伝子破壊法による一コピー破壊で示し、RNAサイレンシング法による残存コピーからの発現物抑制株を作出している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Complex regulation of secondary metabolism controlling pathogenicity in the phytopathogenic fungus Alternaria alternata2014
Author(s)
Takaoka, S., Kurata, M., Harimoto, Y., Hatta, R., Yamamoto, M., Akimitsu, K., Tsuge, T.
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Journal Title
New Phytologist
Volume: 202
Pages: in press
DOI
Peer Reviewed
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