2009 Fiscal Year Annual Research Report
青少年の不適切なインターネット利用の抑制と健全な利用促進に関する研究
Project/Area Number |
21240070
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
清水 康敬 Tokyo Institute of Technology, 名誉教授 (10016561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 一史 放送大学, ICT活用遠隔教育センター, 教授 (80322113)
堀田 龍也 玉川大学, 学術研究所, 准教授 (50247508)
森本 容介 放送大学, ICT活用遠隔教育センター, 助教 (00435702)
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Keywords | インターネット / 情報教育 / 教員の指導力 / 情報安全教育 / 情報モラル / Web調査 |
Research Abstract |
青少年の健全な活用に関する現状と阻害的要因と推進要因の分析するために、インターネットを活用している保護者約9,600名を対象にした調査を行い、青少年が健全にインターネットや携帯電話を活用することを推進するための要因と阻害要因を分析した。この調査は、小学校から高校までの各学年400名の各男女同数の児童生徒を持つ保護者を対象にしており、大規模な調査である。その際、家庭における親子のルール作りの在り方と難易度を明らかにした。また、二つのWeb調査会社に同一の調査を行い、両者の信頼性についても評価した。 青少年が受けたトラブルの事例と対応例、健全なインターネット活用推進に関する実践例を調査して、データベース化の準備をした。また、公開するデータベースとWebによる研究成果サイトを構築するためのシステム構築を行った。さらに、保護者の判断を支援するためのWebシステムの開発を開発し、青少年の健全なインターネット活用を促進するために、学校教員の情報安全教育に関する指導力向上とインターネット情報に対する保護者の判断力を向上させるためのビデオモジュール(約3分)を17本制作し、ビデオサーバーから提供できるように準備をした。 英国と米国における同様な問題に対する現状調査と専門家との意見交換を行い、本研究の総合的なまとめ方について明確化した。
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