2011 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化社会における環境意識形成のメカニズムとその影響に関する総合的研究
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21241015
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| Research Institution | Doshisha University |
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Principal Investigator |
鄭 躍軍 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (80280527)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 征勝 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (00000216)
金 明哲 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (60275469)
田口 哲也 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (00145103)
木下 麻奈子 同志社大学, 法学部, 教授 (00281171)
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| Keywords | 地球環境問題 / 東アジア研究 / グローバル化社会 / 環境意識調査 / 社会調査 / 環境配慮行動 / 環境教育 / 国際比較調査 |
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| Research Abstract |
本研究は、東アジアを研究対象とし、以下の4つの目的に達成するために研究活動を展開してきた。1)行動に影響を与える意識の形成過程及び構造を分析する;2)実際の調査データによりグローバル化社会における環境意識の影響要因を計量的に検証する;3)異なる社会集団における意識と行動の因果関係を明らかにする;4)一般市民の環境配慮行動を喚起するための新たな環境対策と環境教育システムを模索する。
平成23年度は、前年度に実施した日本全国と韓国全国での現地調査を続けて、中国の北京市と杭州市を対象に個別面接聴取により調査を遂行した。また、これまでの調査データを用いて、グローバル化社会における各国の環境問題に対する考え方の特徴を分析してきた。主な研究成果は以下の通りである。
(1)国内研究者の共同作業により、調査項目の候補と計測尺度を検討した上で作成した日本調査用調査票を基に、中国語版調査票を作成した。調査内容は、文化、ライフスタイル、環境意識、環境配慮行動、価値観、グローバル化の影響などを中心とした。
(2)地域差を配慮して、北京市と杭州市を調査地域として選定し、各都市から無作為に選ばれた成人男女を対象に本調査を行い、個別面接聴取により両都市からそれぞれ約1,000人からの情報収集を得た。
(3)調査データの整理・入力、単純集計・クロス集計の作成及び1次データの分析を行うと同時に、前年度実施田日本調査と韓国調査により収集されたデータと合わせて分析用の共通ファイルを作成した。
(4)日韓中の現地調査の企画・実施方法、調査データの単純集計を中心に、「東アジアの文化・生活・環境に関する意識調査」研究リポートを刊行した。
全体的には、調査データの1次分析を終え、科学的知見の発見に不可欠な2次データ解析を進めている。なお、一連の調査データ及び研究成果をインターネットや国内外の研究集会を通して公表している。
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