2011 Fiscal Year Annual Research Report
衆議院事務局の未公開資料群に基づく議会法制・議会先例と議院事務局機能の研究
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21243004
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
大石 眞 京都大学, 法学研究科, 教授 (90091660)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川人 貞史 東京大学, 法学政治学研究科, 教授 (10133688)
原田 一明 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (50244405)
奈良岡 聴智 京都大学, 法学研究科, 准教授 (90378505)
木下 和朗 北海学園大学, 法務研究科, 教授 (80284727)
大山 礼子 駒澤大学, 法学部, 教授 (70275931)
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| Keywords | オーラル・ヒストリー / 公法学 / 政治学 / 議会先例 / 議員事務局 |
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| Research Abstract |
本研究は、申請者による予備調査によって両議院事務局に遺されていることが新たに判明した膨大な未公開資料群の活用を通して、議会法制、議会先例や議院事務局機能について、複合的な視点から解明することを目的としている。本年度の主たる研究成果は、以下の通りである。
1、衆参両院事務局の協力のもとで、両院事務局が所蔵する帝国議会時代の資料群の仮目録を作成し、保全に必要な措置を講じた。また、それらを今後研究に活用するために必要な準備を整えた。さらに、両院事務局所蔵の史料と密接に関連する私文書の調査も進めた。
2.衆議院事務局の協力のもとで、議事運営の実践書である『議事解説』を公刊した。この資料作成の経緯を調査するため、事務局所蔵資料の調査やOBへの聞き取り調査を実施し、原田一明が解題を執筆した。また.参議院事務局の協力のもとで、『貴族院彙報』の出版準備を進めた。
3.衆参両院事務局の機能を解明するため、事務総長経験者をはじめとするOBに対して、オーラル・ヒストリーを実施した。その成果である『谷福丸オーラルヒストリー』『指宿清秀オーラルヒストリー』『平野貞夫オーラルヒストリー』『国会運営の裏方たち』『立法過程と議事運営』を公刊した。
4.衆議院事務局の協力のもとで、昨年度までに実施した海外調査の成果を、大石(フランス)、木下(イギリス)、赤坂(韓国)が『Research Bureau論究』(衆議院調査局)誌上で発表した。また、両院事務局における資料調査やオーラル・ヒストリーの成果に基づた研究成果を、赤坂、奈良岡が『レヴァイアサン』誌上に発表した。
5.以上の作業を、共同研究参加者が連携しつつ効率的に進めるため、定例研究会を東京において2回、京都において4回開催七た。研究会には、衆参両院事務局からも参加者を得た。また、掛川市において講演会・研究会を開催した。
6.以上の作業と連携しながら、各研究分担者において研究成果の公表を進めた。詳細は、下記の通りである。
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