2009 Fiscal Year Annual Research Report
持続性確保に向けたガバナンス改革と政策プロセスマネジメント
Project/Area Number |
21243008
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
城山 英明 The University of Tokyo, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40216205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 正浩 東京大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 特任准教授 (70456101)
加藤 浩徳 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (70272359)
島村 健 神戸大学, 大学院・法学研究科, 准教授 (50379492)
元田 結花 学習院大学, 法学部, 教授 (20292807)
藤谷 武史 北海道大学, 大学院・法学研究科, 准教授 (90313056)
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Keywords | 政策過程 / 持続性 / エネルギー / 農業 / 医療 / トランジションマネジメント |
Research Abstract |
政策分野分野ごとに、文献調査を行い、日本国内における持続性確保にかかわる関係主体と興味深い戦略的なイシューの候補を選択した。エネルギーに関してはエネルギー技術導入に伴う公益事業者間関係問題、グリッド問題について、農業・食料に関しては、農地法改正問題、農商工連携問題(及びその連携における地方銀行の役割問題)について、健康・医療に関しては、医療連携問題、医療における情報通信技術利用問題について、金融・財政に関しては、省エネ建築物への金融スキームや関係主体の連携等について検討した。また、国際的枠組みのレベルでは、エネルギーに関しては、IAEA(国際原子力機関)、OECD(経済協力開発機構)のIEA(国際エネルギー機関)の制度と役割について検討し、健康・医療に関しては、FAO(国連食料農業機関)とWHO(世界保健機関)の共同の機関であるCODEXについて検討し、金融・財政については、国際保健や水資源利用に関する国際援助プロジェクトについて検討した。 以上のような検討作業を通して、各分野における戦略的構図を理解し、今後の具体的事例研究の方向性を確認することができた。また、問題構造化分析やステークホルダー分析についても、個別的実験・研究を行った。その上で、持続性確保に向けたガバナンス変化のメカニズムに関する理論枠組みを構築するために、「持続可能な社会への移行に向けたトランジション・マネジメント-ヨーロッパの経験と日本の文脈」と題する国際ワークショップを2010年2月13-14日に開催した。
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article]2010
Author(s)
城山英明
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Journal Title
日本の未来社会:エネルギー・環境と技術・政策(「公共政策プロセスの再構築」を担当)(東信堂)
Pages: 214-227
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[Journal Article]2010
Author(s)
城山英明
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Journal Title
グローバル・ガバナンスの歴史と思想(「アーサー・ソルター-越境する行政官の行動と思考様式」を担当)(有斐閣)
Pages: 18-46
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[Journal Article]2010
Author(s)
松浦正浩
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Journal Title
日本の未来社会:エネルギー・環境と技術・政策(「ステークホルダー分析-エネルギー・環境技術導入の問題構造化」を担当)(東信堂)
Pages: 4-29
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[Journal Article]2009
Author(s)
Hideaki Shiroyama
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Journal Title
Envisioning Reform : Enhancing UN Accountability in the Twenty-First Century ("UN management Reform as a basis for enhancing accountability")(United Nations University Press)
Pages: 162-173
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