2012 Fiscal Year Annual Research Report
容積賦活性アニオンチャネルの分子同定と細胞生死スイッチメカニズムの解明
Project/Area Number |
21249010
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Research Institution | National Institute for Physiological Sciences |
Principal Investigator |
岡田 泰伸 生理学研究所, 名誉教授 (10025661)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 俊昭 生理学研究所, 細胞器官研究系, 特任准教授 (00373283)
清水 貴浩 富山大学, 大学院医学薬学研究部, 准教授 (40353437)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 容積感受性アニオンチャネル / マキシアニオンチャネル / 酸感受性アニオンチャネル / 細胞容積調節 / アポトーシス / ネクローシス / 虚血性細胞死 / ATP放出 |
Research Abstract |
本研究の目的は、細胞生死スイッチに関与する2種のアニオンチャネル―容積感受性外向整流性アニオンチャネル(VSOR)とマキシアニオンチャネル(Maxi-Cl)―と、それらのレギュレータの分子同定を行うこと、そしてそれによって細胞死の誘導と救済の分子メカニズムの解明に道を拓くことにある。2012年度は、まず第1に、心筋梗塞時の心筋細胞ネクローシス死に細胞外ATPおよび細胞内PKA/PKCによって活性化されるCFTRアニオンチャネルの活性化が救済的に働くことを、in vivo実験で世界で初めて証明し、論文発表した。アポトーシス死誘導の初期過程を担うアポトーシス性細胞容積減少AVDの原因となるK+およびCl-チャネル活性化による細胞外へのK+とCl-の流出が、細胞内Ca2+増よりも先行することを第2に明らかにし、第3にそれが細胞死関連性MAPキナーゼ活性化の上流に位置することを明らかにし、共に論文発表した。第4に、Maxi-Cl を高発現しているC127 細胞のブレッブ膜のプロテオミクスから得られた440 遺伝子と、Maxi-Cl を発現していないC1300 細胞との間の発現遺伝子の差をゲノムワイドマイクロアレイ法で検索して得られた307 遺伝子の中から両者に共通の22 遺伝子を第1次候補として選び出した。第5に2011年度で選抜した8個の遺伝子とオーバーラップする複数個の遺伝子を第2次候補として選び出した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)