2012 Fiscal Year Annual Research Report
磁性化前駆・幹細胞と外磁場装置による血管再生を介した組織再生への戦略的研究
Project/Area Number |
21249079
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
越智 光夫 広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 教授 (70177244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安永 裕司 広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 寄附講座教授 (40253075)
浅原 孝之 東海大学, 医学部, 教授 (20246200)
安達 伸生 広島大学, 病院(医), 准教授 (30294383)
亀井 直輔 広島大学, 病院(医), 病院助教 (70444685)
中佐 智幸 広島大学, 病院(医), 病院助教 (60467769)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 移植・再生医療 / 再生医学 / 細胞・組織 |
Research Abstract |
【目的】磁気ターゲティングを併用した細胞移植治療による運動器組織再生 【方法】骨髄からMSCを樹立し、MRI用造影剤で磁気標識した。また、ヒト末梢血よりCD133磁気ビーズ抗体で単離したCD133陽性細胞を実験に使用した。ミニブタ関節軟骨欠損モデル、ラット難治性骨折モデルおよびラット骨格筋損傷モデルには磁気標識MSCを移植し、免疫不全ラットの骨格筋損傷モデルと脊髄損傷モデルに対してヒト末梢血由来CD133陽性細胞を移植した。いずれも細胞移植をしない群をコントロールとし、さらに外磁場の有無での組織修復効果の違いを比較検討した。 【結果】ミニブタ関節軟骨欠損モデル、ラット難治性骨折モデルおよびラット骨格筋損傷モデルのいずれにおいても磁場存在下のMSC移植で、コントロール群や磁場非存在下でのMSC移植群に比べて、有意に組織修復が促進されていた。また、生体発光イメージングによって、移植細胞の損傷部への集積と長期間の生存が磁気ターゲティングによって促進されることが確認された。また、免疫不全ラットの骨格筋損傷モデルと脊髄損傷モデルに対してのヒト末梢血由来CD133陽性細胞でもMSC移植実験と同様の結果が得られ、磁気ビーズ抗体で標識された細胞でも外磁場装置による磁気ターゲティングが可能であることが示唆された。さらに、脊髄損傷モデルでの生体発光イメージングを行うと、腰椎部から注入した細胞のほとんどが、磁気ターゲッティングによって、胸椎レベルに作製した脊髄損傷部へと集積するのが確認された。 【考察】体外磁場による磁気ターゲティングによって、体内に移植した細胞のデリバリーが可能であることが示され、さらに移植細胞と組織の接着性を高めることにより、移植細胞の生着や長期生存が磁気ターゲッティングによって促進されることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] 軟骨の再生医療2012
Author(s)
越智光夫
Organizer
第11回日本再生医療学会総会
Place of Presentation
パシフィコ横浜(横浜市)
Year and Date
20120612-20120614
Invited
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