2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21251008
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
宮本 一夫 九州大学, 人文科学研究科(研究院), 教授 (60174207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中橋 孝博 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 教授 (20108723)
川本 芳昭 九州大学, 人文科学研究科(研究院), 教授 (20136401)
高宮 広土 札幌大学, 文化学部, 教授 (40258752)
田中 良之 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 教授 (50128047)
辻田 淳一郎 九州大学, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (50372751)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 東チベット / 北方青銅器 / 中国西南部 / 石棺墓 / 石寨山文化 / 川西高原 |
Research Abstract |
本年度は、10月にこれまでの調査の補足調査として四川省彝族自治州を訪れ、この地域の青銅器の実見や大石墓の踏査を行い、東チベット地域から青銅器文化がどのようにして雲南地域へ拡散していくかを調査した。また、12月には李映福四川大学教授など3名の四川省の共同研究者を九州大学に招聘し、シンポジウムを行い意見交換を計った。また、その折に共同研究報告書の内容や構成についての最終的な打合せを行い、日本と中国双方でそれぞれが発掘調査報告書を出版することとした。九州大学側は、発掘調査報告やそれに付属した研究報告を掲載した研究報告書を日本語で2013年3月に刊行した。これには日中双方の共同研究の成果を掲載するとともに、意見の齟齬があるところに関しては調整を行い、最終的な共通見解をまとめることとした。これにより、研究開始期に提起した北方青銅器文化との文化接触により東チベット地域では青銅器を受容し、さらにそれを変容させ、そしてこれらの青銅器文化が雲南地域に拡散していくという仮説を実証することができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)