2009 Fiscal Year Annual Research Report
異種ネットワークにおける管理・評価・情報サービスイノベーション
Project/Area Number |
21300019
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
李 頡 University of Tsukuba, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (50251046)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀田 壽夫 筑波大学, 名誉教授 (10011660)
海老原 義彦 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (00101155)
加藤 ジェーン 名古屋大学, 情報科学研究科, 准教授 (70251882)
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Keywords | ネットワークアーキテクチャ / 相互接続性 / ネットワーク管理 / ネットワーク評価 / 情報サービス |
Research Abstract |
本年度では、情報サービスイノベーションを考慮した異種情報ネットワークにおける移動性管理、省電力の経路選択及びメディアアクセス制御の原理を解明し、その手法を研究している。 1.可能な情報サービスイノベーションの種類や特徴などを詳しく分析し、分類整理している。特に最も重要な情報サービスイノベーション分野である医療、高度交通システム(ITS)や災害救援情報システムでのサービスイノベーションに重点を置いている。 2.情報サービスイノベーションを考慮し、異種ネットワーク間で移動するユーザへのサービスをサーポートする移動性管理の原理と手法を研究している。移動性管理には異種ネットワーク間における移動ユーザの位置管理と領域間移動する際の電波資源を獲得するハンドオフがある。位置管理とハンドオフを行う際に、位置情報と電波を効率かつ安全に管理利用するのは、セキュリティ管理とQoS管理が必要としている。本研究では、QoSとセキュリティの要求を満たす異種ネットワーク間の位置管理とハンドオフの原理を解明し、その高度な数理解析モデルを追究している。また、数理解析モデルに対応する最適問題の性質を解明する。最適問題の解としている最適の移動性管理手法を求めるアルゴリズムを開発し、各々の状況を対応する最適解を数値計算とシミュレーションで明らかにしている。 3.異種ネットワークの移動性管理と対応し、情報を異種ネットワーク間伝達するための経路選択(routing)とメディアアクセス制御(Media Access Control)が必要である。我々は、異種ネットワーク、特に無線異種ネットワークでは、サービスイノベーションを実現するために、その性能(応答時間とスールポットなど)だけではなく、消費電力も重要な評価指標と認識している。本研究では、そのため、省エネを実現できる省電力かつ効率な経路選択とメディアアクセス制御の最適管理と評価の原理と実現手法を確立にしている。
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Research Products
(30 results)