2009 Fiscal Year Annual Research Report
知識基盤社会を支える統計教育の新展開-小中高と大学・社会を繋ぐ教育システムの研究
Project/Area Number |
21300108
|
Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
渡辺 美智子 Toyo University, 経済学部, 教授 (50150397)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 和範 立教大学, 社会学部, 教授 (60230348)
竹内 光悦 実践女子大学, 人間社会学部, 講師 (60339596)
青山 和裕 愛知教育大学, 教育学部, 助教 (10400657)
藤井 良宣 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (10218985)
石岡 恒憲 (独)大学入試センター, 研究開発部, 准教授 (80311166)
|
Keywords | 統計教育 / 初等・中等教育 / 分野別質保証 / 新指導要領 / 国際比較 / 学校教育 / 数学教育 / e-learning |
Research Abstract |
本研究は,国内外の統計の普及をひろく専門的に協議する諸学協会との連携の下に,国際標準に準拠した統計教育のガイドラインと付随する教材開発を行い,成果の公開を通して日本における統計教育の質的向上を図ることを目的としている。そのため,本年度は以下の活動を行った。 (1)初等中等教育支援のための国際プロジェクト(International CensusAt School : ICAS)の日本サイトの構築を行い,一般運用を開始した。 (2)初等中等の理科・数学科におけるデータ活用支援教材として,VTR,音声ナレーション,アニメーション,モデル授業のワークシートを含めたマルチメディア複合教材を開発し,小中高の教師向けに一般公開した。 (3)理数系教師指導力向上のための研修会を新学習指導要領に準拠して「資料の活用」,「データの分析」の考え方やモデル授業のあり方をテーマに2日間にわたって開催した。 (4)大学・大学院における統計教育の分野別質保証の基準案を作成するための調査研究を行った。一部は,私立大学情報教育協会のHPを介して公開された。また,英国王立統計学会教育質保証部会長Gerald Goodall氏,中国人民大学Yuan Wei副学長,UCLA統計学部副学部長のRobert Gould教授の講演を交えてシンポジウムを行い,教師教育や統計士資格試験など海外における統計教育の質保証の枠組みの調査研究や今後の共同研究の枠組みを議論した。 (5)年度末に,2日間にわたって,統計教育の新展開と統計教育方法論ワークショップを開催した。160名の教育関係者が集まり,内容は日本教育新聞紙上に大きく掲載された。
|
Research Products
(22 results)