2010 Fiscal Year Annual Research Report
科学的知識・態度と科学の学習におけるメタ認識の関係性についての日独比較研究
Project/Area Number |
21300299
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
吉岡 亮衛 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (40200951)
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Keywords | 科学教育 / 認知科学 / メタ認知 / 調査研究 / メタ認識 / 科学リテラシー / 教育学 / 日独比較 |
Research Abstract |
本研究は、科学の学習を成功させる要因について、多面的な調査により明らかにすることを目的としている。その一環として本年度は、昨年度実施した人生の意味についての考えと科学概念の理解、及び自分を取り巻く様々な領域に対する意識の間の関係を調べる調査結果の分析を進め、学会発表を行なった。また、同じ調査用紙を用いて追加調査を行なった。具体的には次のよう進めた。 ・調査結果の分析(4~6月)と学会発表(8~9月):調査結果を分析し、結果をまとめて学会発表を行なった。 ・追加調査の実施(5~7月):昨年度と同じく300名の被験者を得るととし、日独で600名ずつの回答を得た。 ・質的分析の二重評価(8~9月):言語の違いによる評価の揺らぎを少なくするため、日本の100名分の自由回答を独訳し、日独で独立に評価した結果を比較検討することとした。 ・全体会議(10月):ハンブルクにおいて全体会議を行い、これまでの結果の検討・調整と今後のスケジュール及び分担を決定した。 ・追加調査データの評価(10~2月):追加調査データについて質的回答の評価を行なった。 ・追加調査データの分析(3月~):追加調査データを含めた全データについての分析を進めている。 今後は、国別のデータの分析を進めると共に両国の比較分析が行なえるようにデータの調整を行い、23年5月を目途に全体的な分析を完了させる予定である。
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Research Products
(2 results)