2011 Fiscal Year Annual Research Report
ファジィ論的教材選択に基づく外国語学習用短文速訳練習システムの開発研究
Project/Area Number |
21300309
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Research Institution | Tokyo City University |
Principal Investigator |
北垣 郁雄 東京都市大学, 知識工学部, 教授 (20016679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永岡 慶三 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (90127382)
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Keywords | e-ラーニング / 教材開発 / ファジィ理論 |
Research Abstract |
これまでに教材選択にファジィ理論を応用した外国語e-ラーニングシステム開発を開発したが、今年度は、さらなる一貫性のあるシステム開発を求めた。これまでの試験使用の結果、システムのアーキテクチュア、学習評価に関するユーザビリティに関する改善点が指摘されたとともに、学習評価の信頼性に課題を生じ、新たな教材を開発して改めて評価を行う必要が生じた。主に、以下の活動を行った。 ■1 アーキテクチュア、ユーザビリティ:学習の実運用で用いる諸パラメータに関し、これを学習者自身がある程度自由に設定できるよう、設計変更を行い、ユーザビリティの観点からアーキテクチュアの再構成を行った。■2 学習評価:より信頼性の高い評価を行うため、それに資する教材を開発し、再評価をおこなった。■3 音声録音提示:学習者の音声は、マイクを通じて録音し、教材音声と比較できるようになっている。通常の録音機能の加え、現実に近い即訳口述の練習ができるよう、教材音声の再生のあと録音時間に制限を設けた設計を図った(時限式)。また、分量の多い即訳の練習を可能にするため、教材音声を途中で区切って音声録音ができるようにした(同期式)。■4 教材開発:上記2、3の評価に資するような教材を開発した。その実験教材を用いて、学習効果の測定を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成23年度の、いわば繰り越し研究であるため、平成24年度分の研究計画とセットにして研究遂行することができ、効率的な進展を見た。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度が最終年度であるため、今後はより実践的な活動の中でシステム改良を図る予定である。
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