2009 Fiscal Year Annual Research Report
文学・芸能・絵画をめぐる近世的表現様式と知の交流の研究
Project/Area Number |
21320053
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
山下 則子 National Institute of Japanese Literature, 文学形成研究系, 教授 (40311162)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武井 協三 国文学研究資料館, 文学形成研究系, 教授 (60105567)
小林 健二 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 教授 (70141992)
井田 太郎 国文学研究資料館, 文学形成研究系, 助教 (20413916)
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Keywords | 近世的表現様式 / 近世文学 / 近世芸能 / 近世絵画 / 浮世絵 / 知の交流 / 日本の笑い / 番付 |
Research Abstract |
平成21年度の研究成果は、国際的な研究成果の公開として、AISTUGIA(イタリア日本学会)との連携で、「日本の<笑い>-文学・芸能・絵画の表現様式を基点に」と題した、国際学術集会を開催したことである。加えてその成果を、日本文学国際共同研究集会報告書『日本の<笑い>-文学・芸能・絵画の表現様式を基点に』("Humor" in Japan)(103頁・図版35枚)として刊行し、国内国外の研究者に配布した。その内容は、「誹諧連歌の笑い」(ボナベントゥーラ・ルペルティヴェネチア大学教授)、「江戸の〈笑い〉の表現様式-番付と絵本-」(山下則子)、「話芸による笑い」(マチルデ・マストランジェロローマ大学准教授)などである。また、共同研究会を2回開催した。その内容は、文学では、「『五百崎虫の評判」を読む」(延広真治氏)、「スペンサーコレクション所蔵「風流ぶたい顔』について」(光延真哉氏)、芸能では「「馬盥」の光秀と皐月」(高橋則子)、「人形浄瑠璃と<見立て>」(武井協三氏)、絵画では「役者見立絵-その発生から定着まで」(浅野秀剛氏)等である。なお、上記国際共同研究集会及び共同研究会は、その費用の一部を国文学研究資料館運営費交付金から支出している。 それ以外でも、国際学術集会の打ち合わせとしての小規模な研究会を、フィレンツェ大学教授鷺山郁子氏とともに行った。
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Research Products
(14 results)