2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21320065
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤井 省三 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70156818)
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Keywords | 魯迅 / 阿Q / 夏目漱石 / 村上春樹 / 東アジア現代文学 / 現代日本文学 / 現代中国語圏文学 / 現代韓国文学 |
Research Abstract |
研究代表者は連携研究者・研究協力者と共に(1)日本班、(2)戦前期東アジア班、(3)戦後期東アジア班」の三研究班を組織した。その研究テーマ構成メンバーは以下の通りである。(1)日本班:日本における「阿Q」像の展開に関する研究担当。島村輝、日本、女子美術大学教授(研究協力者)/Kleeman, Faye、米国、Colorado大学副教授(研究協力者)/張明敏、台湾、清雲科技大学兼任講師(研究協力者)/王俊文、中国、文京学院大学・講師(研究協力者)。(2)戦前期東アジア班:戦前期東アジアにおける「阿Q]像の受容変容に関する研究担当。三澤真美恵/金良守/〓捷、中国、関東学院大学・准教授(研究協力者)/任明信、韓国、ソウル大学・講師(研究協力者)/張文薫、台湾、台湾大学・助理教授(研究協力者)/関詩珮、香港、シンガポール:南洋理工大学・助理教授(研究協力者)/王俊文。(3)戦後期東アジア班:戦後期東アジアにおける「阿Q]と村上「Q氏」像の受容変容に関する研究担当。三澤真美恵、日本大学・准教授(連携研究者)/島村輝/Kleeman/〓捷/金良守、韓国、東国大学副教授(研究協力者)/任明信/関詩珮/張明敏。23年度には三班は並行して担当分野の研究を進め、Eメール等を使って相互に研究成果を報告、資料交換を行った。研究代表者は11月16~20日に台湾台北の台湾大学台湾文学研究所の協力を得て、戦後期東アジア班ワークショップを開催し、連携研究者、各班員が報告論文を執筆して事前に提出し会場で報告し、参加者一同で検討しあった。研究代表者はその成果を他の二班の班員に報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究代表者および連携研究者・研究協力者は全員、所定の研究課題をめぐってワークショップ報告を行い、本年度東京開催予定のシンポジウムで最終報告を行い、論文をまとめる予定となっているからである。
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者は平成24年度に東京にてシンポジウムを開催し、同シンポでは連携研究者・研究協力者は全員、過去3回のワークショップにおける報告を中心とする最終報告を行う。その際には、日本・中国などの著明な研究者をコメンテーターとして招聘し、討論を通じてさらに完成度の高い研究を完成する。研究代表者および連携研究者・研究協力者の研究報告は論文にまとめ、論文集として刊行の予定である。
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