2010 Fiscal Year Annual Research Report
留学生大量受け入れ時代に向けた大学における新たな日本語教育スタンダードの構築
Project/Area Number |
21320093
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
西口 光一 大阪大学, 国際教育交流センター, 教授 (50263330)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三牧 陽子 大阪大学, 国際教育交流センター, 教授 (30239339)
村岡 貴子 大阪大学, 国際教育交流センター, 教授 (30243744)
難波 康治 大阪大学, 国際教育交流センター, 准教授 (30198402)
西村 謙一 大阪大学, 国際教育交流センター, 准教授 (40237722)
大谷 晋也 大阪大学, 国際教育交流センター, 准教授 (50294137)
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Keywords | 基礎日本語教育 / 漢字教育 / アカデミックオーラルコミュニケーション / アカデミックライティング / 日本語教育とIT |
Research Abstract |
共通基礎日本語教育開発班では、(1)新たな基礎日本語カリキュラムの開発と(2)共通基礎漢字の標準的な学習カリキュラムと評価システムの開発に取り組んだ。(1)については、前年度に作成した基礎日本語前半の教材に続き基礎日本語後半の教材を作成した。また、同カリキュラム開発と教材開発の基礎となる日本語の習得と習得支援に関する考え方を論考として執筆し、公表した。平成23年度より実施上の課題の発見・解決や教育効果の検証を行う予定である。(2)については、中東欧日本語教育研修会で講演を行い、普及に努めた。 専門日本語教育開発班では、音声言語、書記言語ともに、アカデミックコミュニケーションに関する基礎的調査研究を進めた。口頭コミュニケーションについては、研究相談場面および研究に関するディスカッション場面の教材化の基礎資料とするため、学習者が参加する各研究室における会話データを収集した。また、ライティングについては教材化を目ざして学習者文章のコーパスにより問題分析を行い、さらに文章評価のタスクを通じて、特に成功者の学習背景等を明らかにした。 日本語学習支援リソース・ツール開発班では、上記のプログラムを支援するITプラットフォームとして、教育用SNS/LMSシステムを開発した。汎用SNSサイトおよびLMSサイトを実際に用いて運用実験とその検証を行い、平成23年3月末に「OKINI」を開発完了した。H23年度より供用に付し、実証を行う予定である。
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Research Products
(8 results)