2011 Fiscal Year Annual Research Report
EUおよび日本の高等教育における外国語教育政策と言語能力評価システムの総合的研究
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21320101
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
富盛 伸夫 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (50122643)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
根岸 雅史 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (50189362)
成田 節 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (50180542)
拝田 清 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 特任講師 (00597718)
中澤 英彦 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (60092459)
矢頭 典枝 神田外語大学, 外国語学部, 講師 (10512379)
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Keywords | ボローニャ・プロセス / 高等教育 / EU / 外国語教育政策 / 言語能力評価 / 外国語能力検定 / 多言語社会 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
本研究の成果としては、EU諸国の外国語教育政策と大学等での具体的実践の調査・検証、第2に、日本の外国語能力検定試験の到達度評価基準の問題点の検証、を主軸に、平成23年度は、以下の研究活動を行った。 1.ロシア・モスクワ大学、モスクワ言語大学、ベトナム・ハノイ国家大学他で高等教育機関における外国語能力評価方法の動向について調査し成果を発表した。 2.日本の外国語能力検定試験、特に実用フランス語能力検定試験について過去の出題問題をデータベース化しコンコーダンス作成などを元に検証し能力到達度基準の問題について調査し報告した。 3.東京外国語大学語学研究所他との共催で、「「外国語としてのドイツ語」教育」(成田節)、「ロシア・モスクワの現地調査報告」(中澤英彦)、「ベトナムの言語教育政策-CEFRの受容と英語教育、そして少数民族語-」□(拝田清)、「京都大学(人文社会系学部)における言語教育カリキュラムと成績評価について」(河崎靖京都大学教授)他合計6件の研究集会を開催したほか、2012年3月に世界言語社会教育センターとの共催により国内外の言語教育研究者12名を招聘して国際シンポジウム「越境する人と英語《Cross-bordering People and Cross-bordering English》」を開催し有益な意見交換を行った。 4.上記センターとの共催による国際シンポジウム《New Prospects for Foreign Language Teachingin Higher Education-Exploring the Possibilities of Application of CEFR-》(2011年3月)の成果報告書を2012年3月に刊行した。 本科研の総括的成果報告書として『EUおよび日本の高等教育における外国語教育政策と言語能力評価システムの総合的研究』を2012年3月に刊行し成果を公開、同時にWeb上でPDFとして発信した。
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Research Products
(41 results)