2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21320113
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Research Institution | Joshibi University of Art and Design |
Principal Investigator |
原 聖 女子美術大学, 芸術学部, 教授 (20180995)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚原 信行 京都大学, 高等教育研究開発推進機構, 准教授 (20405153)
佐野 直子 名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 准教授 (30326160)
砂野 幸稔 熊本県立大学, 文学部, 教授 (60187797)
藤井 毅 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (20199285)
近藤 健一郎 北海道大学, 大学院・教育学研究院, 准教授 (80291582)
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Keywords | 言語政策 / 言語運動 / 標準語 / 言語復興 / 多言語状況 / 交易語 / 少数言語 / ケルト諸語 |
Research Abstract |
4月24日に調査の打ち合わせを東京大学東洋文化研究所で行った。共同研究の実効性を高めるため昨年構築した3班を確認し、相互連携に重点をおいて研究を進めた。国語民族語班の藤井はインド系移民・亡命者の言語運動について、イギリスで史料収集を行った。近藤は沖縄において、標準語励行政策とその実態について沖縄で史料収集を行った。交易語帝国言語班の名和はネパールで史料収集を行い、砂野はフランスにおいて、史料収集を行った。少数言語班では、原が欧州の少数言語関連の歴史調査のため、フランスで史料収集を行った。また比較研究のため、南京で現地の研究者との討議を行った。佐野はフランスで少数言語関連の史料収集を行った。塚原は南米の言語政策史に関連して、パラグアイで史料収集を行った。本年度は相互比較を重点的に推進するため、6月27日、10月17日、東大東文研において、また9月19日、沖縄県那覇市教育福祉会館において、研究分担者、連携研究者による研究集会を開催した。12月4-5日、京都大学稲盛財団記念館にて「多言語状況と言語政策」と題して研究集会を行い、最終年度の総合化に向けた討論の準備をした。このほか、10月9日にはヒルデガルト・トリストラム(フライブルク大学)を招聘し、ケルト諸語の書記言語について検討した(西南学院大学)。さらに、平成23年1月31日から2月1日にかけて「ケルト諸語圏の言語復興」と題して、日本ケルト学会、日仏会館、鹿児島大学との共催によって、ケルト語圏の研究者5人を招聘して、研究集会を開催した。また南京大学中国言語戦略センターとの共催により、中国と台湾から3人の研究者を招聘して「東アジアにおける多言語状況の中の近代国家」と題する研究集会を東大東文研で開催した(3月26-27日開催予定だったが、7月30-31日に延期した)。
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Research Products
(4 results)