2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21320122
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
渡辺 尚志 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (10192816)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池 享 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20134885)
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Keywords | 農村 / 山村 / 漁村 / 生業交流 / 中世史 / 近世史 / 在来産業 / 環境 |
Research Abstract |
平成22年度は、研究実施計画に沿って、阿波国麻植郡(現徳島県美馬市)、伊豆国内浦地方(現静岡県沼津市)、信濃国松代藩領(現長野県長野市)、出羽国村山郡(現山形県天童市・東根市)の調査・分析を並行して進めた。 阿波国麻植郡については、平成22年10月22日~10月24日に現地調査を行った。調査では、22日に徳島県立博物館において三ツ木村三木家の中世文書の写真撮影を、23日には松茂町歴史民俗資料館・徳島城博物館・徳島県立図書館で情報収集を、24日には美馬市・吉野川市・徳島市においてフィールドワークを、それぞれ行った。この調査では、史料の記載内容とフィールドワークで得られた知見とを総合することによって、中世・近世の山村における生業交流についての研究を進展させることができた。 伊豆国内浦地方については、平成22年9月17日~19日に現地調査を行った。調査においては、平成21年度に引き続き、三津村日吉家に保存されている近世・近代文書について、目録作成・封筒詰め・写真撮影を行った。調査においては、近世漁村の生業交流に関する重要史料を多数発見・写真撮影することができ、研究成果をまとめるうえでの具体的なイメージを形成することができた。 信濃国松代藩領については、平成22年9月25日~26日に現地調査を行った。調査では、丹波島宿柳島家に保存されている近世・近代文書について、目録作成・封筒詰め・写真撮影を行い、今回で調査を完了した。調査においては、近世農村の生業交流に関する重要史料を多数発見・写真撮影することができた。 出羽国村山郡については、平成22年8月23日~25日に、現地でのフィールドワークを行った。
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