Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 健兒 九州大学, 大学院・経済学研究院, 教授 (50136355)
堤 研二 大阪大学, 文学研究科, 教授 (20188593)
山崎 孝史 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (10230400)
遠城 明雄 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 教授 (00243866)
森 正人 三重大学, 人文学部, 准教授 (10372541)
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Research Abstract |
本研究は,I社会・地理思想史研究班,II先端理論研究班,III公共空間と公共性研究班,IV権力とガバナンス研究班,の4つの研究班に分けて,今年度は以下の研究を実施した。 (1) 全体集会を1月9・10日に佐賀県唐津市で開催した。4本の研究報告があり,活発な議論が行われた。また,ビジネスーティングでは,各班総括者からの研究状況の報告とメンバー全員での情報交換を行い,各研究班の成果を共有するとともに,平成22年度に開催される予定の国際学会(イスラエルとマレーシア)における発表予定者を決めた。 (2) I社会・地理思想史研究班では,思想史的観点から「公共空間」「場所アイデンティティ」「ガバナンス」等の概念の意味を問い直す研究のレビューを行った。II先端理論研究班では,文化・社会地理学分野における最先端理論のいくつかを読み,『空間・社会・地理思想』に翻訳論文を掲載した。III公共空間と公共性研究班では,都市における公共空間の位置づけに関して,日本の諸都市で事例調査を実施した。IV権力とガバナンス研究班は,ドイツや日本における場所の再構築に関する実態調査を行った。 (3) 2009年7月にチリで開催された世界政治学会に分担者の山崎が参加し,「Global military deployment, urban protest and the framing of discontent : the case of Okinawa, Japan」のタイトルで報告を行った。 (4) 雑誌『空間・社会・地理思想』13号を3月に刊行(印刷400部,寄贈先国内300件)した。同誌には,上述した各班の研究成果のいくつかが掲載されている。
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