2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21330037
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
大津留 智恵子 関西大学, 法学部, 教授 (20194219)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安武 真隆 関西大学, 政策創造学部, 教授 (00284472)
石橋 章市朗 関西大学, 法学部, 准教授 (40368189)
蓮見 二郎 九州大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 准教授 (40532437)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 政治参加 / 政治教育 / 政治意識 / 政治思想 / 民主主義 / 若者 / ジェンダー / マイノリティ |
Research Abstract |
最終年度は、個別に調査活動を進め、研究成果を口頭発表や論文として公刊する一方で、さらなる研究の展開のために外部の研究者とともに共同研究会を開催した。 個別研究としては、石橋はサーベイデータを用いて、高校の種別と政治的態度の関係を分析し、上位校ほど投票意欲を規定する要因が多様で、政治社会化のプロセスが違うことを確認した。ポーランドで学会報告をし、教育委員会(神奈川)や市民レベル(東京)でのシティズンシップ教育についての聞き取り調査を行った。大津留はアメリカの若年層の政治意識をめぐる文献調査を進めるとともに、ヒスパニックやイラク系のマイノリティの事例に焦点をあてた研究成果を口頭発表や論文として取りまとめた。蓮見は英国における2つの研究会での議論を通じ、英国における政治教育・シティズンシップ教育研究が社会的包摂や国民国家を越えたアイデンティティの形成に関心が向かっていることを把握した。これを踏まえ、包摂的シティズンシップ教育論の理論的検討を行った。安武は名古屋、九州、東京の各大学等で歴史的視座から政治学教育についての知見を得るべく、各種研究会・学会に参加し、資料収集に努めた。また、アデレード大学、中山大学、ワイカト大学に赴いた際にも、現地における政治学教育について現地の研究者と意見交換に努めた。 全体のとりまとめとして、政治学教育に詳しい研究者を招いて、教育と実践の両面から2回の研究会を行った。第一回は井之口智亮「シティズンシップ教育におけるシヴィリティ(civility)―恣意的支配の縮減という観点から」、蓮見二郎「政治教育の正当化論拠を再検討する―非権威主義的議論の探究」、石橋章市朗「大学教育におけるサービスラーニング型授業の試み」、第二回は 井田正道「青年の政治意識の特色と傾向」、石橋章市朗「高校生の政治意識の分析」であった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)