2010 Fiscal Year Annual Research Report
アジア地域貧困問題研究用の世帯統計ミクロ統計データベースの編成とその解析
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21330050
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| Research Institution | Statistical Information Institute for Consulting and Analysis |
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Principal Investigator |
伊藤 彰彦 財団法人統計情報研究開発センター, 研究開発本部, 本部長兼研究員 (60532158)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 芳郎 青森公立大学, 経営経済学部, 教授 (30002976)
馬場 康維 統計数理研究所, 名誉教授 (90000215)
周防 節雄 兵庫県立大学, 神戸学園都市学術情報館, 教授 (90162841)
牧 厚志 東京国際大学, 経済学部, 教授 (20051906)
菅 幹雄 東京国際大学, 経済学部, 教授 (50287033)
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| Keywords | 経済統計学 / 所得・資産分布 / ミクロ統計データ分析 |
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| Research Abstract |
この研究はアジア諸国の政府統計のうち、主に家計関係の統計調査のミクロデータについてデータベースを編成し、所得分布等の解析を行うものである。そのために各国政府の統計機関との協定『Charter of an Experimental Laboratory for Research Purpose Statistical Use of Micro Data:研究目的のためのミクロデータの統計的利用の実験的研究所設立の協定』に同意署名した8ヵ国(インドネシア、ネパール、バングラデシュ、カンボジア、マレーシア、スリランカ、ベトナム及びラオス)の中から、今年度はバングラデシュとカンボジアの統計局からデータの提供を受けて研究を行った。バングラデシュからは家計収支調査(HIES2000)のミクロデータ、カンボジアからは社会経済調査(CSES2007)のミクロデータ(いずれも匿名データ)である。
これらのデータに関する基礎情報は、基本的にはそれぞれの母国語で記述されている。この基礎データの中でデータベース編成に必要なメタデータを英訳し、さらにミクロデータのファイル編成状況とメタデータの中のファイルレイアウトとの整合性が取れているかチェックした。不整合の場合は、ミクロデータに合わせてメタデータのファイルレイアウトを修正した。ミクロデータとメタデータの整合性が取れていることを確認した後、同データによる研究テーマを検討し、集計様式の作成、プログラミング、集計、結果の分析を行い、研究報告会を開催して分析結果について討論し、それをもとに再度集計・分析を行った。
その後、今回のデータ提供国であるバングラデシュ及びカンボジアの統計局職員の他に、来年度以降の研究対象国であるベトナムの統計局職員及び日本の国内の研究者を招待して、22年9月16日-17日、東京国際大学の早稲田キャンパスにおいて、第2回国際ワークショップを開催した(使用言語は英語)。
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